アメリカ国防総省は、中国の気球を撃墜した直後に両国の国防相による電話会談を中国側に申し入れたものの拒否されたと明らかにしました。
国防総省によりますと、アメリカ側は気球を撃墜した直後の今月4日にオースティン国防長官と中国の魏鳳和国防相との電話会談を申し入れたものの中国側が拒否したということです。
国防総省の報道官は「今回のような場合、両国軍の連絡は特に重要だ」と指摘、「アメリカはオープンな意思疎通への関与を続ける」として中国側に協議に応じるよう求めました。
こうした中、アメリカ海軍は南東部サウスカロライナ州沖に落下した気球の残骸を回収する様子を初めて公開しました。
アメリカ軍は残りの回収を急ぐとともに気球の情報収集能力について分析を進めています。
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