買い物客を装う、万引き犯。
しかし、防犯カメラが犯行の瞬間を捉えていた。
事件は1日、東京・原宿にある、若者に人気のセレクトショップで起きた。
オレンジ色のダウンジャケットを着た男が入店してくる。
早速、店内をうろうろと歩き回り、物色を開始。
男が目を付けたのは...。
展示するため、店が特別にカスタマイズした、1点物の電子たばこだった。
男は、この電子たばこに狙いを定める。
まずは怪しまれないようにするためか、店員に話しかける。
しかし、売り場には店員が。
すぐには犯行に及ばず、男はいったん店を出た。
すると突然、店の外に座る男。
店員の様子を見ているのだろうか。
さらに、スマホで電話をするふりをしながら、店内をちら見。
男は、その後も店の前を歩き回り、売り場から店員がいなくなるのを待ち続けた。
男が店に来てからおよそ12分。
店員が試着室へ移動したその時だった。
店員に見られていないことを確認しながら、犯行に及んだ男。
しかし、防犯カメラは、万引きの瞬間を捉えていた。
電子たばこをつかんだ男は、持っていたバッグの中に入れると、足早に店をあとにしていった。
被害に遭った店の店長は、男に不審な印象を抱いていた。
被害に遭った店の店長「ここに置いていた見本品が取られた。警戒していたにもかかわらず、背中を向けてしまった。責任を感じた」
盗まれた電子たばこは、商品見本として展示されていたもので、客が触ることを禁止していた。
被害額は10万円に及ぶという。
被害に遭った店の店長「怒りもありつつ、悲しさもある。一刻も早く申し出て、商品を返してほしい。自分がやったことを反省してほしい」
警視庁は、窃盗事件として捜査している。
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