アメリカのホワイトハウスは10日、北部・アラスカ州の上空を飛行していた物体を撃墜したと発表しました。飛行物体の所有者は不明で、アメリカ軍が残骸を回収して分析を急ぐことにしています。
ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官によりますと、飛行物体は9日に、北部・アラスカ州の上空で確認されました。
物体は高度約1万2000メートルを飛行し、民間航空機の安全を脅かすおそれがあるとして、バイデン大統領が命令し、10日、アメリカ軍の戦闘機が海上で撃墜しました。
物体の所有者や飛行の目的は不明で、先週、撃墜した中国の偵察気球よりはるかに小さく、小型車ほどの大きさだとしています。
一方、バイデン政権は10日、中国の偵察気球の製造に関わったとして、中国軍に関連する6つの企業・団体に対し、アメリカ製品の輸出を事実上、禁じる措置を取ると発表しました。
(2023年2月11日放送)
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