驚異のビッグルーキーがベールを脱いだ。タレントの“ビッグダディ”こと林下清志(53)の三女、林下詩美(うたみ=19)が12日、女子プロレス「スターダム」の東京・後楽園ホール大会でプロレスデビューした。キャリア2年9か月のジャングル叫女(27)を相手に15分時間切れ引き分けの大健闘。団体側はWWEに移籍した紫雷イオ(28)に代わる新エースとして期待を寄せ、異例の指示が出された。 想像以上のデビュー戦だった。詩美は全く動じることなく叫女の攻めを受け切り、逆にアルゼンチン式背骨折りで担ぎ上げると、場内四方に披露する冷静さも見せた。中学高校で打ち込んできた柔道の基礎を生かした投げ技なども披露し、時間切れのゴングが鳴らされた瞬間には、称賛の大拍手が起きた。 「勝てなかったことを引いたら95点。家族の前でカッコイイところを見せられたかな。ビッグダディの娘としてだけじゃなく、いいプロレスラーだと認められるように頑張りたい。スターダムで一番のパワーファイターを目指します」と謙虚だったが、幼少時からテレビカメラに慣れていたこともあってか、十分すぎる勝負度胸を証明した。 加えて165センチ、65キロの恵まれた体格とルックス。スターダムのロッシー小川社長(61)は「大したものですよ。これで(2021年の)10周年記念大会メインの座は任せられる」と絶賛。シングルのリーグ戦「5★STAR GP」(18日、東京・新木場1stRINGで開幕)の最後の出場枠に入れることを即決した。…
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