中部電力グループも新電力の顧客情報を不正閲覧「システム上でマスキングに不備があった…」

大手電力会社が新電力の顧客情報を不正に閲覧していた問題で、中部電力グループも同様の不正な閲覧をしていたと明らかにしました。

中部電力グループによりますと小売事業を担う中部電力ミライズの社員らは、2016年から1月26日までに、送配電事業を手掛ける中部電力パワーグリッドの顧客管理システムにアクセスし、新電力と契約している顧客の名前などの情報を不正に閲覧していたということです。

原因はシステムが導入された2016年当初から、管理システム上で閲覧できないようにする「マスキング」の不備があったとしています。

少なくとも去年12月4日から10日までには、ミライズの社員ら893人が3600件を不正に閲覧していたということです。
電力の自由化に伴って大手電力は他の電気事業者との公平な競争を確保するため、非常災害時を除き、グループ内であっても顧客情報を閲覧・共有することは電気事業法で禁止されていますが、十分な情報遮断措置がとられておらず、情報が漏れていたことになります。

同様の問題は関西電力や東北電力など大手電力会社でも発覚していて、中部電力グループは経済産業省からの依頼で調査を進める中、問題が判明したということです。

中部電力グループは「報告徴収に適切に対応し原因追究および再発防止に努める」と話しています。

詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/299112

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事