住所を偽り車の免許の交付を受けたとして過激派「中核派」の活動家の男が逮捕された事件で、広島県警と警視庁公安部は26日、免状不実記載の疑いで、同派活動拠点「前進社」(東京都江戸川区)を家宅捜索した。
広島県警に24日、逮捕されたのは中核派活動家の職業不詳、田村昭容疑者(71)=広島市南区宇品西。昨年6月30日、徳島県運転免許センターで更新手続きの際、実際には住んでいない徳島市の住所を免許証に虚偽記載させた疑いがもたれている。広島県警によると、調べに対し「不当だ」と話している。
広島県警などは今月24日、広島市の事務所など2カ所を家宅捜索した。
前進社の家宅捜索は26日午前8時半過ぎに始まり、警視庁の機動隊員が建物の鉄の扉をエンジンカッターで切断し始めると、周囲に火花が散った。
中核派は機関紙などで、5月に広島市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)について、「サミット粉砕」などと主張している。
powered by Auto Youtube Summarize