【いのちの電話】“つながらない”~心の叫びに寄り添う現場の深刻な人手不足~ Jチャン+特集(8月26日(金)放送)

1989年、平成元年に始まった「鹿児島いのちの電話」。
様々な悩みを抱えた人からの相談に電話を通じて応じるボランティア活動です。
電話をかける人も電話を受ける人も名前を名乗る必要はありません。
相談者の孤独に寄り添い、自殺予防として大きな役割を果たしてきましたが、今、その現場が深刻な人手不足に陥っています。

「鹿児島いのちの電話」には誰にも言えない悩みを抱えた人たちから、”心の叫び”が届きます。
電話は年におよそ1万4000件。
家庭内暴力や新型コロナへの不安など、相談は多岐にわたります。
なかでも「自殺」に関する相談は全体の1割近くに。
県によりますと、県内の自殺者はピーク時の2006年以降減ったものの、おととしは270人で、人口10万人あたりの自殺死亡率は全国平均よりも毎年多い傾向にあります。

ひと月で受ける相談は1000件近くにのぼります。
しかし・・・、取材中かかってきた電話に対応していたのはわずか一人だけ。
命をつなぐ電話、それを支える相談員が足りないのです。
「いのちの電話」の活動はすべてボランティア。
多いときには県内に103人いた相談員も今は90人に減りました。
そして、電話を受ける人たち自身の心を守るためにも、一人の相談員が電話対応できるのは月に2、3回程度、一回4時間までです。
相談を受けられる数には限界があります。

以前、番組で放送した「いのちの電話」に関する動画のコメント欄にはこんな声も。
「つながらない」「逃げ場がない」
ときには関東や東北、沖縄など県外から相談の電話がかかってくることもあります。
全国におよそ50ある「いのちの電話」。
平川さんによりますと
各地域の現場が人手不足に陥っており、電話が繋がらなかった相談者たちが全国に救いの手を求めているのです。
こうした現状を変えようと、協会では人材育成の強化に取り組んでいます。
詳しくは動画をご覧ください。

KKB動画アプリ「KAPLI」でもたくさんの動画を配信中!
■KAPLIダウンロードページ
http://www.kkb.co.jp/kapli/

■KKB 公式Twitter(めざせ1万人!!)
https://twitter.com/kkb5mobile/

#いのちの電話
#心の叫び
#つながらない
#逃げ場がない
#人手不足
#鹿児島
#kapli

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事