関東地方を中心に相次いでいる強盗事件で、「ルフィ」と名乗る人物が通信アプリで実行犯に指示を出していたケースが複数あったことが新たに分かりました。
東京・狛江市で発生した強盗殺人事件など、全国では去年10月以降、同一グループによる犯行とみられる強盗や窃盗事件が相次いでいます。
このうち去年10月に東京・稲城市で起きた強盗傷害事件など、複数の事件への関与が浮上しているのが、通信アプリ「テレグラム」で「ルフィ」と名乗るアカウントです。
警視庁がこれまでに逮捕した実行犯のスマートフォンなどを解析し明らかとなったもので、捜査関係者によりますと、このアカウントが犯行の手順などの指示を出していたということです。
一方、連続する事件のうち、東京・中野区の強盗傷害事件で逮捕された永田陸人容疑者（21）。狛江の強盗殺人事件の発生翌日、東京・足立区で身柄を確保されましたが、その際、そばには狛江の事件で使用されたレンタカーがありました。
記者
「永田容疑者はこちらの住宅街の一角で車を停めて立っていたところ、警察官に声をかけられたということです」
近所の人
「（永田容疑者は）最初、車に乗っていた。警察が来たときは外に出て話していた。出てきたのは1人だった」
捜査関係者によりますと、レンタカーの助手席にあったリュックには高級腕時計3点が、後部座席には目出し帽と結束バンドがあり、さらに段ボール4箱も載っていたということです。
永田容疑者は高級腕時計について警察官に問われると。
「友人にもらった」
こう説明したといいます。
さらにこの1時間ほど前には、確保現場の近くで不審な動きをする男たちが目撃されていました。
近所の人
「急にシルバーの車が停まって、中から明らかに地元ではない人たちが降りてきて、ずっとこの辺の家をジロジロ見ながらウロウロしていた」
1人は短髪、もう1人は金色の長髪で、いずれも20代から30代くらいの若い男だったといいます。
さらに。
近所の人
「（妻が）『作業員というか、配達員みたいな恰好した男の人ももう1人いたよ』と」
実際、付近の住宅では空き巣被害が確認されていて、警視庁は永田容疑者が関与した可能性があるとみています。
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