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俳優の綾野剛さんが4月19日、東京都内で行われた主演映画「そこのみにて光輝く」(呉美保監督)の初日舞台あいさつに登場。同作は41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志さんの長編小説が原作で、8月にカナダで開催されるモントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門に出品されることが決まっており、綾野さんは「8月にモントリオールに行ってきます」と観客に報告。「参加できるだけで十分な評価。そこへ佐藤泰志さんと一緒に行って、モントリオールの風を感じたい」と語った。
舞台あいさつには、池脇千鶴さん、菅田将暉さん、高橋和也さんら出演者のほか、映画のメインテーマに参加した英国のロイヤル・オペラハウスのコンサートマスターを務める世界的なバイオリニスト、ヴァスコ・ヴァッシレフさんも登場。ヴァッシレフさんがバイオリンを演奏する中、キャストが入場した。
綾野さんはヴァッシレフさんの演奏に「音が見えるってこういうことなんですね。素晴らしい音楽で、こうやっていらしてくれて、恐縮です。ありがとうございます」と大感激。ヴァッシレフさんは「こんな美しい映画に関わることができて光栄です。モントリオールの次にオスカーでもお会いできるかもしれませんね」と上機嫌で答えていた。
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