元AKB48でタレントの篠田麻里子がプロデュースするファッションブランド「ricori(リコリ)」が、7月15日をもって全3店舗を閉鎖すると発表。リコリの運営会社である株式会社リゴレも営業を停止し、自己破産すると報じられた。
「ricori」は10~20代の女性をメインターゲットとし、婦人服やシューズ、アクセサリー類を販売、それらの監修やデザインを篠田が行っていたという。また、2013年2月に「ルミネエスト新宿店」を出店すると、同年3月には「HEP FIVE店」「心斎橋オーパ店」、同年8月には「博多阪急店」と次々に出店するほか、ネット通販事業も手がけていた。しかし、昨年8月には心斎橋オーパ店を閉店し、HEP FIVE店と統合していた。
突然の全店閉店の裏には何があったのか。AKB48の運営会社AKS社長、窪田康志氏の突然の退任が関係している報じている。かねてより、AKS内では窪田氏の放漫経営が問題となっており、業を煮やしたAKSの親会社であるパチンコメーカー京楽が、窪田氏の持つAKSの株を買取り、社長退任を決定したという。窪田氏の問題経営には不透明な資金の流れも含まれ、そのひとつとして、AKSからリゴレへの巨額な貸し付けがあったという。さらに、窪田氏が篠田のブランドに大金を注ぎ込んだ理由として、2人が愛人関係にあったからとの見方もあるようだ。
また、、「新ブランドを立ち上げる時には、ファッション誌と“コラボ”するのが常識」にもかかわらず、それを怠ったことなどをあげている。また、ルミネエスト新宿店は好立地のためテナント料が高かったことが、経営を圧迫したとも考えられる。
今回の閉店についてネット上では、「デザイン可愛くないし、値段は高いってそりゃ売れないよ」「(篠田の)私服ダサいのに、ブランド立ち上げることに無理がある」「税金対策のためにとりあえず出店してみたんでしょ」と厳しい声が聞かれる。
自らのファッションブランドが閉店となった後、篠田はブログで「ricoriが閉店する事になり大変驚いています。私篠田麻里子も去年までアドバイザーとしてお手伝いしていただけに残念です」と他人事のように書いている。「アドバイザーとして」とあるが、冒頭の帝国データバンク記事では、篠田が「監修・デザイン」となっている。実際には、どのようなかたちで篠田が関わっていたのか気になる。人気下落が囁かれる中、「自分は当事者でなく、外野である」と強調することで、これ以上負のイメージを背負いたくないのだろうか。
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