施設側は「強制したことはない」と説明しています。
あすなろ福祉会・梅村雅晴常務理事:「本人は『障害があるから、子どもを育てることができない』『子どももいらない。だけど、一緒に生活したい』。でも、一緒に生活すれば、子どもができる可能性がある。その部分に関して、どう処置をすればいいのかと色々提案して、保護者の皆さんと話し合って、結果的にはやっぱり、そういう手術をしなければならない。そういう話になりますね」
北海道江差町の障害者支援施設で、知的障害があるカップルが結婚や同棲(どうせい)を希望した場合に、施設側が不妊の処置を提案し、8組16人が応じていたことが分かりました。
こうした対応は、25年以上前から行われていたということです。今も施設で暮らすカップルが、職員付き添いのもと、取材に応じました。
施設職員:「家族と子どもが必要だった?」
不妊処置を受けたカップル:「必要じゃないです」「(Q.お子さんは?)望んでないです。自分たち(不妊処置を)嫌がってやってるわけじゃない」
施設側は、こんな話も伝えていました。
あすなろ福祉会・樋口英俊理事長:「ケアの対象ではない、生まれる子どもは。だから、それは相談して方向を決めたほうがいいですよと」
施設側は、「不妊処置をカップルが施設に残る条件にはしていない」と説明していますが、道と町は対応に問題がなかったか調査を進めています。
(「グッド!モーニング」2022年12月20日放送分より)
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