唐田えりかと遠藤雄弥が主演、竹馬靖具が監督を務める映画「の方へ、流れる」が、11月26日より劇場公開されることが決まった。
「の方へ、流れる」は、曖昧な会話の中に真実を探り合う男女の恋愛映画。会社を辞め、姉の雑貨店で店番をする主人公・里美と、そこに現れた恋人を待つ男・智徳。店を出て東京の街を歩きながら語り合うふたりは、互いに話していることが事実なのか分からないまま、ひかれあっていく。
思ったことを素直に口にしているようで、どこか本音がつかめない里美を演じるのは、オーディションで選ばれた唐田えりか。そんなミステリアスな里美に戸惑いながらもひかれていく智徳を、遠藤雄弥が務める。そのほか、加藤才紀子、足立智充、小水たいがが脇を固める。監督は、「今、僕は」「蜃気楼の舟」「ふたつのシルエット」の竹馬靖具。初めて出会った男女が、流れるように街をさまよう物語を描き出す。
ポスタービジュアルでは、「嘘でもいい」のキャッチコピーとともに、1日の終わりに隅田川のほとりで会話をする里美と智徳の写真が使われている。特報では、何も知らない相手と1日を過ごすことになったふたりが、この偶然な出会いを利用して、普段は気軽に人に言えないようなことを互いにぶつけていく姿が収められている。
国内外での上映に向けたクラウドファンディングも、「MotionGallery」で実施されている。
唐田えりか、遠藤雄弥、竹馬靖具監督のコメントも公開された。コメントは以下の通り。
【コメント】
■唐田えりか(主演・里美役)
竹馬監督とは本作のオーディションの際に初めてお会いしましたが、自分の声を芯の部分から真に聞いてくださる方で、演出して頂きながら、自然と心が開き、自分が限りなく自分になっていくのを感じました。
里美を演じさせて頂けたこと、本当に感謝しています。
不思議な引力のある本作を公開まで楽しみにして頂けたら幸いです。
■遠藤雄弥(主演・智徳役)
今回、竹馬監督、共演者の唐田えりかさんと御一緒できた事をとても光栄に思いました。
竹馬監督が紡ぎ出す、なんとも独特な男女のやり取りに、どういった映画になるんだろう?と胸を躍らせながら脚本を読んだ記憶があります。監督の思い描く世界観と演出も独特でした(笑)。
個人的には初めてに近い表現のアプローチでもあり、とてもやり甲斐のある作品でした。その独特さも、作品を観ていただけたら、わかっていただけると思います。
今作における、男女2人の内側に巻き起こっている、色々な感情と思考を、少しでも皆様にああでもないこうでもないと感じてもらえたら幸いです。
■竹馬靖具監督
唐田えりかさんと遠藤雄弥さんの演技をもっと見ていたかったです。それくらい深く響く演技をおふたりがしてくださいました。
会話を中心として物語が進んでいくので、撮影中カメラの後ろからお二人の掛け合いを凝視しているのは多くの発見がありとても豊かな時間でした。
スタッフキャストの皆がこの映画の完成に尽力してくれた事を心から感謝しています。映画『の方へ、流れる』を、ぜひ劇場で見ていただけたら嬉しいです。
【作品情報】
の方へ、流れる
2022年11月26日(土)池袋シネマロサ、下北沢K2、横浜シネマ・ジャック&ベティほか全国順次公開
配給:chiyuwfilm
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