出典:EPGの番組情報
スイッチインタビュー「木梨憲武×細川雄太」EP1[字]
お笑いから音楽、アートに至るまで還暦を迎えた今も幅広く活動する木梨憲武。お相手はアメリカで人気に火がつき、セレブから注文が相次ぐファッションデザイナー細川雄太。
番組内容
「面白い人とつながりたい」と木梨のラブコールで実現した対談。前半は都内の展示会場で。細川のブランドの代表的アイテムは使用済みのミリタリー素材を再利用したカバンや服など。大阪の町工場で一つ一つ手作りされ希少性が高い。衣服を通じて戦争や平和を語り合うきっかけになればという細川に、自身のアートにも共通点があると木梨は共感。古着店アルバイト時代から、借金を抱え今日の成功に至るまでの道のりを聞いていく。
出演者
【出演】タレント、歌手、俳優、アーティスト…木梨憲武,ファッションデザイナー…細川雄太,【語り】満島ひかり,岡田将生ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
ええ ありがとうございます。
私の名前は…
木梨憲武 60歳。
結成40年を超える
とんねるずのメンバーにして…。
お笑いだけでなく
アートや音楽など
さまざまな分野で
活躍する
マルチプレイヤーだ。
いいお天気で。
そんな 多才な木梨が
会いたいと指名したのが…。
お疲れさまで~す。
あっ いた! あっ いた。
わざわざ ありがとうございます。
ありがとうございます。
今日は よろしく…。
こちらこそ よろしくお願いします。
何か こういう所 大切にしてほしい。
ファッションデザイナー 細川雄太。
大阪生まれの40歳。
代表的なアイテムは
使い古しのミリタリー素材を利用した
かばんやジャケットなど
すべて 手作りで 一点物だ。
アメリカで人気に火がつき…
…など 海外のセレブリティーが愛用。
多くの有名アーティストと
コラボ作品も発表している。
新作は
すぐに売り切れてしまうという
今 世界で注目を浴びる…
木梨も 細川の作品に魅せられた一人だ。
ありがとうございます。
まあまあまあ… なかなかね
手に入れるの難しいから。
まあ ふだん どっちかっつったら
バッグ好きなんで。
何でも入るように このまんま
こう 引っ掛けて
勝手に使わせてもらってます…。
一方 細川にとって木梨といえば
やはり このイメージ。
世代もジャンルも全く異なる
今回の対談。
前半は
細川に木梨がインタビュー。
しかし 後半は
トークも そっちのけ!?
突然
2人の創作が始まった。
分かる。
対談中に出たテーマをもとに
「スイッチ」特別コラボ作品が誕生!!
木梨憲武 細川雄太
一体 どんな化学反応が?
♬~
さあ ちょっと落ち着いて…。
はい。
何かさ いろんなとこ 何回か行くけど…。
前半の対談の場所は
細川が定期的に新作の発表を行う
都内の展示会場。
交換したんだから。
まあ そうなんですけど 何か…。
えっ? と思って出たら…。
「今日 どう?」っつったんだよね。
めちゃくちゃうれしかったんですけど
すごい 何か こう… 分け隔てもなく
すごい 何か こう 接してくれて
すごいうれしかったです 僕。
もう 聞きに入るよ 俺。
はい。
大体 子どものころはさ こう
俺は サッカー…
俺は サッカーやるんだ
野球やるんだとかから
じゃあ… まあ そのころ
絵 好きだったら 絵 描くんだって子も
いたかもしれないけど
そこで何をチョイスしてたの?
小学校…。
僕 絵 好きで。
ああ やっぱ そうなんだ。
絵 描いたり バスケットも好きで。
今や トップデザイナーとして
世界を股にかける細川。
生まれたのは 1982年。
大阪で 地域の人に囲まれて育った。
落ちる… 落ちるんだ。
そう みんなに言われるんですけど
落ちたんですよ。
美容師を諦め 地元の
ファッション専門学校に入った細川。
古着店でアルバイトをしながら…
卒業後の2004年
同級生らと一緒にブランドを設立。
しかし デザインや縫製は初めてで
簡単にはいかなかった。
全く… そうだね スタートだね。
「えっ? これ 誰か知ってる人!」…。
そうそう…! ハハハハ…!
いいね! やっぱ 誰もが
そこからなんだよね スタートが。
大好きなんだけど 「これ
どうやったらプリントできるの?」って。
そうそうそう。
そんな感じでした 本当に。
僕 デザイン学校っていうか
アパレルっていうか
ファッション学校へ
行ってたんですけど…
そこから 一つずつ 覚えて。
そうです そうです そうです。
「ああ こうやるんだな。
こうやったら こうなるんだな」…。
やばい やばい やばい…!
みたいな状況もあったわけ?
いろんな人から借りて。
で 始めたんですよ。
本当 僕… 何歳ぐらいだろうな?
給料12万円で?
はい。
何人で… 何人のチームで
動いてたの? そこは。
最初 4人で。
スタートラインは そこなんだね。
はい そうです。 もう…
超貧乏でした。
超貧乏?
ハハハハ…!
いいね~!
日本中 どさ回りしたりして。
そういうのもやってるのね 若いころ。
失敗ばっかりで。
なかなか 服売るのも
難しいなと思いながら…
ブランドを立ち上げた…
細川たちも
そうした時代を意識した服を作っていた。
しかし その後
メンバーが体調を崩したこともあり
細川は 新たなブランドをスタートさせる。
まずは かばんから。
実際に使われていた
ミリタリーのテントや
リュックなどを解体し 作ったものだ。
そのほかのアイテムも すべて同じ手法。
毎年 流行を追うスタイルから 一変した。
そこには 戦争に対する細川の思いが
込められている。
使っていた人の名前や傷などが
そのまま残り 一つとして同じものがない。
不用品として廃棄されていくものを
循環させ
新たな姿に生まれ変わらせる。
独自の感性で作ったかばんを
きっかけに
細川のデザイナーとしての姿勢が
固まっていく。
…とかってあるじゃないですか。
面接とかでも
そういうときやからスーツ着るとか。
そういう 何か こう…
だから それで そういう…
何か こう 戦争って みんな…
えっ? 嫌じゃないですか?
みんな 嫌ですよね。
単純に 本当 それだけですね。
言葉は すごい簡単ですけど。
テーマにするのも
すごい 何か たぶん 簡単ですけど。
でも 実際 それって
すごい難しいことだとは
思ってるんですけど。
そうですね。 たぶん それは…
そういう ミリタリーとかに
僕は 何か 着目したというか
何か… いいなと
思って。 これを
そういう意味じゃない…
自分だけのオリジナルを生み出した細川は
このとき 31歳。
営業方法も一変させた。
いきなり アメリカ・ロサンゼルスに
売り込んだのだ。
そのときは ずっと…
すごい 世界的にも有名なお店で。
もう 行っちゃうわけね 先に。
そうそう…。 そこからが始まりでしたね。
「ちょっと いいか悪いか
分かんないけど
アメリカ行ってみよう。
LA行ってみよう」みたいなとこが…。
そうです そうです。 ほんで…
僕の友達 女性やったんですけど。
もう めちゃくちゃでしたけど
でも なんとか
卸すって…
やってもらえるようになって。
それで ロス行ったときに…
自分のデザインしたものを
入れてくれるわけ?
すぐ 決まったんですよ。
へえ~!
アメリカの有名セレクトショップで
細川が持ち込んだかばんは
高い評価を受ける。
翌日には店頭に並び
驚くことに その日のうちに
売り切れたという。
当時 インスタグラムとかも
はやりだしてて。
で お店が やっぱ
こんな商品やるよみたいな感じで
発信してくれるじゃないですか。
そうすると 当時
そのインスタグラムを見て…
…みたいな感じになって
そのお店の人が…
もう 話が ポンポンって
早くつながっていくんですね。
朝起きたら もう 携帯
壊れてんちゃうかなっていうぐらい
何か… インスタグラムが
何か おかしくなってて。
満タン? へえ~…!
あれあれ?
やばい! きたかもっていうのは
もう そこで味わっちゃうのね。
何か 売れたとか 何か こう…
そういう感覚では
なかったんですけど
何か いろんな人が知ってくれてる
っていうのは そこで。
ハリウッドのスターたちが…。
それも…
アメリカのスターたちも含めて
格闘家も…。
そうですね。
いろいろ 本当に アメリカの
ボクサーとかも きてくれたり…。
でも 何か 本当に…
僕から ああだこうだとか
言ってる感じではなくて…
細川のかばんや服は
完成させるのに時間がかかることも
特徴の一つ。
古いミリタリー生地は
通常 捨てられてしまうため
なかなか 手に入らない。
さらに 生地の厚さ 状態が毎回違うため…
こういうかばんとかも そうなんですけど
アメリカとか 世界中から
どこどこで 何百枚 見つけたよとか
何十枚 見つけたよとか
じゃあ それ買うから
ちょっと 日本 送ってとか。
ものを探すところから始まって。
それは自分の足で行って
やった! 最高なの見つけた。
ここ全部ください! じゃないけど…。
そういうのもあるし
僕が たまたま ロスへ行ったときに
そういう所へ行って
買ったりもするんですけど
でも…
ロスとかにいるんで ずっと
探してくれてる人が。 そうだよね。
何かね やっぱり…
みんなには… 周りの人には
何も分かんなくても
うわ~ あれで使える! こうしよう!
とかってというのは そこで
喜びがきて…?
そうです そうです。
そこから作品に入っていくわけだ。
そうなんですよ。 だから
オーダー つき過ぎたりすると
ファッションって こう
半年ぐらいで納品…
オーダーもらったものを
納めていくんですけども
僕の場合って…
随時 探してるんですけど…
なるほど。
ハハハハ…!
まあ あの…
これ お願いしますっつってから
やっぱ…
俺も 待ってるお客さんの
一人なんだけど
ここで頼むじゃない?
そうじゃないのね。
それを作ってくれるのを
待ってるっていう 何つうんだろう…
せっかちだから。
別に これ持ってっていいじゃないかよ
お金払うから! とか
そういうことじゃなく?
そうなんです…。
世界的トップデザイナー
細川のもとには
連日 オーダーが入る。
しかし 今も ベースは
大阪の小さな事務所。
最初に自分がデザインして
サンプルを作ってもらい
さらに
思いついたアイデアを加えていく。
前を閉じたときの
ファスナーの見え具合など
細かい所まで修正をする。
かっこよさのためなら妥協はしない。
細川が大阪に居続けるのには
理由がある。
細川のデザインをもとに
作品を作っているのは
事務所に近い町工場。
帽子や かばんの縫製
刺しゅうやプリントなど
それぞれ 別の工場の職人たちが
手作業で行っている。
プリントはスクリーンを使って。
こうした職人たちは
実は 前からの知り合いだ。
卓越した技術を持った
古くから続く町工場の職人たちが
細川の作品を支えている。
僕…
古いものの すばらしさね。
そうなんですよ。
すごい思いました。
そこを そういうふうに作れる人たちが
近くの人たちが…。
同じように もし 誰も
やらないんだったら 俺やっちゃおうとか。
そうなんですよ。
これ 作品だよ。
それも すごいんですよ。
7時間ぐらいかけて 一着できる
この胸の
刺しゅうとかなんですけど…。 これ?
こんな細かく出せないんですよね。
でも そういう職人さんたちが
周りにいてくれて
何か 本当に… 何回も やり直して
ああだこうだ言いながら。
このジャンパー 欲しいっつって
こうやって 伝票来たときにね
届かないわけだよ。
ハハハハ…!
なかなか… 待ってんだよ ず~っと。
職人の人 まだかな? とかさ。
やっぱ 僕は…
いい話するなあ…!
でもね 本当に…
そうなんですよ。
で 編集したら…
今日も そうだと思うんですけど
早くしゃべれよ 芸能人!
って言われながら
要らないとこが…
すべてカットしながら
いい… この 何ていうんですか…
尺合わせの
すてきな「スイッチ」が
今日 仕上がってると思うんですけど。
やっぱ 各部の
プロフェッショナルたちがね
もう 任すっていうのはね…。
でも 職人さんたちが横で見てるときに
うわ~ やべえ やべえ…!
やっぱり 興奮する瞬間も
あるでしょ? だって 横に…。
そこは お任せしながら。
「できれば こうなるといいですね」
なんて 少し 言い方 変えてみたり…。
そうそう…。
分かるなあ。
「えっ? こっちじゃないの?」
なんつって…。
それはそうだよ だって お仕事をね…。
お互い 何か こう…。
お仕事だもんね。
そうですね。
誰もが喜ぶっつうのがね
いいですね。
何か 関わってくれた人たちが…。
それで その人が
ここで やってるよっつったら
みんなね
じゃあ そこのプリント工場
いいんだとか思って
また そこは それで
盛り上がってくれて
何か そういうので…
この人 めっちゃ こういうこと
知ってんねやとかいう人と…
その陣営 仲間たちが
かっこいい! やべえぞ! っつって。
だったら 知り合いだよとかね
こうやって みんな…。
まあ たくさん
あると思うんですけど そのね
洋服も含めて
そのカラーに対しても。
だけど 根本的に「かっこいい」。
まあ もちろん「かわいい」も含めて。
このデザイン わざと…
わざと Tシャツも
自分で 昔のような仕上げに…
いや 僕は 本当に
きっかけだけに なったらいい…
そういう興味を持ってくれたら
それで… 服じゃなくて
何か ちょっと…
何か 単純に…
いやあ~… 何かね 分かる。
何か 分かります。
そうですよね。
自由な発想で楽しみながら作り
成功してきた細川。
木梨にも共通するが 果たして…
いやいや 何か もう 本当に…。
気持ち よく分かりますが
迷子は どの辺…
ワンポイントが迷子なのか
全体なのか。
この線なのか この生地なのか…
細かいことで言ったら…
納得いかないのが…
いかなくなっちゃうと
結局 迷子だらけになって
一回… 一回 なし! っつって。
あとは もう 何か 曇ってて
それは もう…
何か そんな感じなんですよね。
へえ~!
1か月 2か月 考えて
やっと出来たとかより
何か パッて 3秒ぐらいで考えて
こんなの いいんじゃない?
って作ったやつのほうが売れるとか。
そうなんですよ!
そうなんですよね。
かといって…
練って練ったものと
パ~ンって思いついて
ひらめいたものと
それが こう ダブルであると…。
そうなんですよね。
そういうこと!
今日 いい言葉 ありがとうございます。
とんでもない…!
現在 細川は 服だけでなく
椅子やバイクなどのデザインにも
挑戦している。
ペットボトルのキャップを
リサイクルして作った椅子。
大豆の油をベースにした
植物由来の原料で作ったもの。
これも 細川の
「人と人との出会い」から生まれた。
椅子とかも作ってるんですけど
こういうのは 何か そういう…
…みたいな話を たまたま
してたんですよ その方が。
そのビーチも 海…。
そうです…。
ごみってことか。
「う~ん…」とか言いながら
日本 帰って
「何か こんな話あったけど どう?」
みたいな話を みんなでしてて
ちょっと ペットボトル
一回 集めて
あの… 何か こう
固めたりして
樹脂とかに出来ひんの?
みたいな感じの話から
いろいろテストして。
海洋汚染に関しては そういう…
本当にサーファーとか 本当に 何か…
先… 先はイメージありますか?
夢というか。
全くないですね。 夢…。
もう アメリカ行っちゃうのかな?
どっか 海外に住んじゃうのかな?
じゃなくて
何か こう 楽しく みんなで 今…
今おるチームで 何か…
続けてね。 みんな ピースで。
そうですね。
何か こう 売れへんようになって
周りの人の生活が
変わっていくのを見たくもないんで。
ハハハハ…!
ハハハハ…!
「それぞれ 頑張って」って…。
そうそう…!
「解散」って…。
それ あんまり言いたくないもんね。
続けていくのが夢ですね。
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