「月に20~30万」課金する人も “円安ドル高”の影響でアプリを大幅値上げ(2022年10月5日)

アメリカのIT大手『アップル』は5日、アプリを配信する『アップストア』での販売価格を約3割、値上げしました。

アップストアでは、“ティア”と呼ばれる料金帯に応じて価格が決められていて、これまで120円だった最低価格は160円になります。980円のものは1200円と、軒並み、アップします。有料アプリの購入のほか、ゲーム内でアイテム買うなど課金サービスの価格も改定されます。

バーチャルキャラクターになりきってライブ配信をする“Vライバー”の応援が趣味という人は、こう話します。
アイフォーンユーザー:「学生やりながら、昼間掛け持ちバイト2つして、夜も仕事してます。配信アプリなどの“投げ銭”みたいなのをよくしちゃうんで、イベントごとがあるといっぱい投げちゃう。(Q.投げちゃうというのは)課金して、アイテムをいっぱいあげちゃう。月によっては20万とか30万とか、投げるときとかは、その分、手数料かかっちゃったりして、今までのようにはできない」

“アプリ値上げ”の影響は、幼児教育にも波及しています。

Gakkenが配信する幼児教材アプリ。課金して教材を増やすことで、遊びながら学びを進められます。
Gakken U5(乳幼児)事業部・白井由紀子さん:「アプリを買う立場になり考えたら『800円か』という気持ちがあったり、『980円のアプリが1200円になるのか』となって、課金するボタンを押さないということを、まずは想像した」

Gakkenは、料金設定を変更して対応することにしました。例えば、3歳~5歳向けの『ちえ』。これまでは610円で販売していましたが、改定後は800円となります。そのため価格帯をあえて落とし、650円としました。値上げ幅をできるだけ小さくして、負担が増えないようにしました。
Gakken U5(乳幼児)事業部・白井由紀子さん:「あまり大きく値段が上がってしまうのは、本意ではなく、あまり値段が変わらないよう設定させていただいた」

今回の値上げの原因は、急激に進んだドル高とみられています。デジタルの世界にも押し寄せた値上げの波は、今後も続くのでしょうか。
ITジャーナリスト・三上洋氏:「グローバルIT企業は、ドルで収益を出しているから、このドル高の影響というのは、アンドロイドにも影響していくと思われます。例えば、ネットフリックス、アマゾンプライム。こういったものはアメリカベースのグローバルIT企業。今後、さらに円安ドル高が続くのであれば、日本円での価格が上昇するのもやむなしかもしれません」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事