白旗の少女 琉子

白旗の少女 琉子, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=3610288 / CC BY SA 3.0

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『白旗の少女 琉子』(しらはたのしょうじょ りゅうこ)は、1988年7月21日に公開された日本のアニメ映画。
1985年8月に築地書館から発行された文・新川明、版画・儀間比呂志の反戦テーマの児童向け絵本『りゅう子の白い旗 沖縄いくさものがたり』の映画化作品。
原作の絵本は、沖縄戦の際にアメリカ軍によって撮影された1枚の写真(白旗の少女)が元になっている。
この写真は沖縄戦の研究に当たっていた大田昌秀(後に沖縄県知事)が調査の過程で発見し、1977年に刊行した沖縄戦の写真集に収録された。
その後、アメリカ軍による沖縄戦の映像記録を日本での募金によって買い取る「1フィート運動」の過程で同じ場面を撮影した映画フィルムが発見され、1984年にフィルムが日本に届いた際にテレビなどで紹介された。
1985年の刊行当時この少女の身元は知られておらず、作中のエピソードは作者の創作になるものである。
絵本刊行から2年後の1987年に比嘉富子が「自分が少女本人である」と名乗り出て、本作公開翌年の1989年に小説『白旗の少女』として自身の体験を執筆刊行した。
^ a b c d e 仲程昌徳「沖縄戦をめぐる言説 - 「白い旗」の少女をめぐって (PDF) 」 - 『日本東洋文化論集』NO.15、琉球大学、2009年、pp.9- 39

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