アメリカのバイオ医薬ベンチャー『モデルナ』が、新型コロナウイルス用ワクチンの初期の臨床試験で、投与した45人全員に何らかの抗体を確認し、このうち8人からウイルスの感染力を弱める“中和抗体”が見つかったと発表しました。
昭和大学医学部の二木芳人客員教授は「45人で検出された抗体にどれだけ有効性があるか未知数だが、8人から感染力を弱める“中和抗体”が検出されたのは少しの光明」と話します。
WHO=世界保健機関によりますと、現在、世界で8つの臨床試験が行われています。アメリカでは『モデルナ』など3社、中国では4つの研究所など、イギリスではオックスフォード大学です。日本では、東京大学や大阪大学、国立感染症研究所などで研究は進められていますが、臨床試験はこれからとなっています。菅官房長官は19日、「早ければ7月に治験を開始する見込み」としました。
『モデルナ』の最高医療責任者は「早ければ来年1月にも実用化できるかもしれない」とコメントしています。二木客員教授は「仮に来年1月に実用化されたとしても、最初はアメリカ国内が優先になる。日本に回ってくるのは、早くて来年の夏なのではないか」と話します。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
powered by Auto Youtube Summarize