非常に強い台風21号は、4日正午ごろ徳島県南部に上陸しました。 そして午後2時ごろ、神戸市付近に再上陸。非常に強い勢力の台風が日本に上陸したのは、1993年の台風13号以来25年ぶりです。 台風は4日夕方には日本海に抜ける見通しで、北日本から西日本の広い範囲で猛烈な雨や風になるとみられ、気象庁は暴風や土砂災害、それに河川の増水や氾濫などに厳重な警戒を呼び掛けています。 神戸地方気象台は、阪神と淡路島の沿岸部や河口付近を中心に、過去の重大な高潮被害の発生時に匹敵する極めて危険な状況が迫っているとし、それぞれが安全確保を図り、躊躇なく適切な防災行動を取るよう呼び掛けています。 神戸市は正午すぎ、最大級の高潮が予想されていることから、防潮堤より海側や海岸付近にいる人に対し、ただちに安全な場所に避難するよう「避難指示」を出しました。 また、尼崎市の国道2号では、午後0時半から左門橋の防潮鉄扉が閉鎖され、一部が通行止めとなりました。
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