コロンビア革命軍

コロンビア革命軍, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=205240 / CC BY SA 3.0

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コロンビア革命軍(コロンビアかくめいぐん、スペイン語: Fuerzas Armadas Revolucionarias de Colombia、略称・通称:FARC)は、コロンビアでかつて武装闘争を展開していた反政府極左ゲリラ戦組織である。
かつては中南米最大の反政府武装組織であり、活動地域はコロンビア国内のみならず、ベネズエラ、パナマ、ペルー、ブラジル、エクアドルなどの周辺国へも広がっていた。
農民主体のゲリラであるにもかかわらず、幹部にはインテリも含まれ、組織のホームページを運用(現在は閉鎖中)して情報収集活動も行っていた。
2016年11月24日に政府と戦闘終結で合意して武装解除し、2017年以降はFARCという略称はそのままで合法政党に移行し、2021年に「Comunes」へ改称した(後述)。
1819年にスペインから独立して以降、コロンビアでは自由党と保守党による二大政党制による議会政治が行われてきた。
自由党は零細農家や新興財閥、都市労働者などを支持基盤とし、保守党はカトリック教会や地主などの支配層を支持基盤としていたが、基本的に両党とも寡頭制の維持という点では共通していた。
コロンビアはラテンアメリカでは珍しくクーデターや独裁政権をほとんど経験せず、「西半球で最も古い民主主義国家」と評される反面、二大政党以外の政治勢力による政治参加が阻害されてきた。
1899年にはコーヒー価格の暴落により千日戦争と呼ばれる内戦が発生。
死者は全土で10万人にも達したとされる。
1948年には自由党のカリスマ的政治家ホルヘ・エリエセル・ガイタンが暗殺されボゴタ暴動が起きると、1950年代後半まで続いた内戦で10万人とも20万人とも言われる犠牲者が出た。
これらの内戦は自由・保守両党の伝統的な政党対立を背景としたものであったが、両党が内戦を終わらせるため政権のたらい回しである「国民戦線」協定を結ぶと、寡頭体制から排除された農民や貧困層は不満を募らせ反政府武装闘争を展開した。
1959年にキューバ革命が起きると、コロンビアでもその影響を強く受けた組織が次々と旗揚げした。
FARCもその一つであり、1964年5月27日に結成された。
自由党系の武装農民運動から出発し、1966年、伝説的な指導者マヌエル・マルランダが最高司令官に就任。
コロンビアの寡頭制の打倒、農地改革、富の再分配を掲げ、マルクス・レーニン主義の社会主義革命政権樹立を目的とした。
1980年代初頭までは勢力1,000人規模だったが、80年代半ばより麻薬密売組織と協力関係を結び、コカイン原料のコカ栽培地やコカイン精製工場、コカイン密輸ルートを保護することで多額の軍資金を獲得。
政府軍より高性能の兵器を備えることで急速に勢力を拡大させた。
その規模は1995年にコロンビア政府が麻薬組織を壊滅させてからFARCがコカイン取引に直接関与することで急成長し、1995年当時6,000人規模だったのが2000年代には3倍の18,000人に膨れ上がった。
一時はコロンビアの3分の1を実効支配下に置き、支配地域でのコカ栽培への課税、住民からの徴税、要人誘拐による身代金やコカイン取引で毎年推定8億ドルもの活動資金を得ていた。
資金力のある外国企業や外国人なども、資金源形成のための犯罪ターゲットとされている。
1991年8月にはアンティオキア県の水力発電所で東芝の日本人技術者2人が誘拐、同年12月解放された。
1998年9月と2001年8月には元山梨県議が2度誘拐され、いずれも無事解放されたが、2001年2月に誘拐された矢崎総業の現地合弁会社の日本人副社長は2003年11月に遺体で発見された(コロンビア邦人副社長誘拐事件)。
また、2010年3月には、サンティアゴ・デ・カリ在住の日本人男性が誘拐されたが、同年8月、コロンビア軍特殊部隊により無事救出された。
1984年に政府との和平交渉に応じ、翌年愛国同盟という合法政党を創設。
議会に議員を送り込んだが、議員や関係者は3,000人も暗殺され、1994年には政党資格を消失して国政から離脱した。
1998年に大統領に就任したアンドレス・パストラーナは反政府左翼ゲリラとの対話による和平実現を公約に掲げ、1999年1月からFA…

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