
福岡県北九州市で女子高生と母親が刃物で刺された殺人未遂事件は、女子高生がSNSで知り合った東京都葛飾区の17歳の少年による犯行の可能性が高いことが捜査関係者への取材で分かりました。
◆記者リポート
「殺人未遂事件があった現場です。捜査関係者が鑑識活動を行っています」
警察によりますと、13日夜、北九州市小倉北区高尾の住宅で女子高生(15)と母親(37)が自宅内から出てきた男に刃物で刺され重傷を負いました。
◆近隣住民
「(女の子は)腹と手を刺されて『痛い痛い』って言ってて。しゃべることはできていてまだ意識はあったから大丈夫かなって」
大量の血を流しながら近所の人に助けを求めたという15歳の女子高生。
いったいどのような状況だったのでしょうか?
被害にあった母親は、帰宅時に玄関が開いていて、いきなり刃物を持った男に襲われたといいます。
身長170センチくらいの小太りで茶髪の男はその後逃走し、行方が分からなくなっていましたが、15日、新たな事実が浮かび上がりました。
◆捜査関係者
“列車事故にあった少年と犯人の特徴が似ている”
捜査関係者によりますと、殺人未遂事件の約20分後、現場から1キロほど離れたJR南小倉駅の踏切で東京都葛飾区在住の17歳の少年が列車にはねられ死亡する事故があり、その少年と犯人の特徴が似ていたというのです。
事件現場と駅を結ぶルート上に設置されている防犯カメラの映像では、警察に通報が入った直後の午後9時51分…。
自転車でスピードを上げながら駅の方向へと向かう少年らしき姿が映っていました。
自転車は白っぽいフレームの小型自転車の様に見えます。
視聴者が事故直後の現場を撮影した写真にも写っていた自転車。
その2つを比べると、フレームの色など似ている部分があることが分かります。
◆近隣住民
「(女子高生が)“SNSで知り合った”と言っていた。“向こうの人は東京に住んでいて、連絡取るのをやめたらGPSで住所が分かって刺された”って」
SNSによるトラブルが事件の背景にあったのか。
警察は、列車の事故と事件の関連をさらに調べると共に、事件の全容解明を進めています。
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