出典:EPGの番組情報
情熱大陸【海洋生物写真家/峯水亮▽異星人?宝石…?魅せられた、ミクロの生命体】[字]
漆黒の海の中、浮かび上がり漂う神秘の生き物。自ら泳ぐことすらままならない、小さな小さな“生命体”の姿は息を飲むほど美しく、ユニーク。命の姿を伝えたい―撮影へ挑む
番組内容
「海洋生物写真家」と聞けば、多くの人はクジラやイルカ、マンタといった誰もが知っている生き物を撮影する様子をイメージするかもしれない。しかし、峯水亮(51歳)が被写体として追うのは、広大な海のに漂う小さな“プランクトン”だ。体長数ミリから数センチ程度の魚や甲殻類、クラゲなどの赤ちゃん――ミクロの生命体たちはとてもユニークな姿をしている。あるものは異星人を、あるものは宝石を連想させる。
番組内容2
普段、その存在を意識することすらない小さな生き物たち。だが彼らは、懸命に生きている。「彼らの命の繋ぎ方は、自分たちの想像をはるかに超えている。その世界を、もっと世の中に広めたい。」国内外の写真賞を受賞し、研究者からも高い評価を受ける峯水を番組は密着。沖縄・久米島などの海である希少生物の撮影に挑む様子を追った。潮の流れを読み、昼夜を問わずダイブを繰り返す。神秘の生き物は、息を飲むほどに美しい…。
プロフィール
【海洋生物写真家/峯水亮】 1970年 大阪府枚方市生まれ。 1990年 二十歳の時、生まれて初めてダイビングを体験。その後、西伊豆大瀬崎でダイビングガイド・インストラクターとして働く。 1997年 写真家として独立。国内外の海でプランクトン(浮遊生物)を撮り始める。 2016年 日経ナショナルジオグラフィック写真賞2016 グランプリ受賞 2022年 第11回ハムダン国際写真賞1位受賞
プロフィール2
著書に「ネイチャーガイド-海の甲殻類」、「世界で一番美しいイカとタコの図鑑」、「日本クラゲ大図鑑」、「Jewels in the night sea」などがある。プランクトンを観察する夜のダイビング・イベント「Black Water Dive(R)」をプロデュースしている。
制作
【製作著作】MBS(毎日放送)
公式HP
【番組HP】 http://www.mbs.jp/jounetsu/
関連公式URL
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おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
福祉 – 文字(字幕)
テキストマイニング結果
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キーワード出現数ベスト20
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
<海にいる生き物は
100万種ともいわれる>
<だから 今日も潜る>
<しかし 彼が潜った海には
クジラもサメも
熱帯魚の一つも見当たらない>
<しばらくすると 動きを止めた>
<何か 撮影しているようだ>
<モニターに
小さなものが映っている>
<これが 峯水のターゲット
プランクトンだ>
<プランクトンと聞くと
オキアミやゾウリムシを
思い浮かべるかもしれないが
潮の流れに逆らう
推進力を持たない
浮遊生物の総称>
<魚類や甲殻類の赤ちゃんも
含まれる>
<これも 成長すれば
40センチほどの魚になる>
(峯水)深海魚で あの…
それの稚魚ですね
<夜の海は
プランクトンの撮影に適していた>
<透明の体が
ライトに反射して 浮かび上がる>
<これは
腹びれをひねりながら動く
貝の仲間だ>
<どっちが
前か後ろか分からない姿も多い>
<泳げない彼らにとっては
どうでもいいのだ>
<いくつもの固体が
連なって漂うものもいる>
<多種多様な海の宝石たち>
<だが プランクトン
どこに何がいるのか
ほとんど分かっていない>
<ヤリマンボウの赤ちゃんを
海の中で撮影したのは
恐らく 世界で2例目だった>
<更に 先月…>
<また大きな発見をした>
<体長2ミリの
クサビフグの赤ちゃん>
<自然に生きる姿を
世界で初めて撮影した>
<活動は
国内外で高く評価されている>
<よく見る魚も
生まれたばかりはプランクトン>
<真冬の珍味「のれそれ」で知られる
アナゴの赤ちゃんも>
<大人になれば
2メートルになるものもいる
イソマグロの赤ちゃんも>
<その魅力を知ってほしい峯水は
夜の海でプランクトンを探す
イベントも開いている>
<今夜は
プランクトンの神秘の世界
のぞいてみよう>
♬~
<沖縄本島の西
100キロほどにある 久米島>
<峯水 亮は 毎年ここを訪れる>
<被写体は小さいが
機材は結構 大がかりだ>
<潜るポイントまで およそ15分>
ちょっと 30分ぐらいかかる…
<ライトで
獲物を引き寄せるわけではない>
<何せ相手は 泳げない浮遊生物>
<プランクトンを
見つけやすくするための照明だ>
(スタッフ)大体 セッティング
終わった感じですか?
はい 終わりました
(スタッフ)早いっすね
もうちょっとしたら…
<準備を整え
夜の帳が下りるのを待つ>
(女性)まだ早いですね
まだ早いですね
<やがて 海が輝く>
<これが合図だった>
<暗い海の底に
SF映画さながらの光景が
広がり
散らばる光線に
目指す生き物が
その姿を
浮かび上がらせるはずだ>
<相手は とにかく小さい>
<注意深く探し
水を揺らさないように近づく>
<見えた>
<成長すれば
1メートル近くになる深海魚だ>
<カメラに 何か映っている>
<タコの赤ちゃんだ>
<近づき過ぎると
レンズにくっついてしまう>
<リーフの周辺は
生き物たちの宝庫だった>
<60分のナイトダイビングは
あっという間に過ぎていった>
お疲れさまです
(スタッフ)どうです?
面白いです
<港に戻った時には
日付が変わっていた>
<撮影したデータを処理する>
<補正は あまりしない>
<見つけた時のリアルな姿を
伝えたいから…>
(スタッフ)おはようございます
おはようございます
おはようございます
何 食べますか? とりあえず
いろいろ あるもの持ってきたけど
もうちょっと 何か…
<これが朝食?>
丸かじり
(スタッフ)えっ 丸かじり?
ちょっと恥ずかしいですよね
さすがにね
<朝 ビーチに出た>
<ニュースでも連日報じられた
小笠原諸島の海底噴火が
もたらした軽石だった>
<プランクトンのように
潮の流れに漂い
ここに たどりついた>
<海は 峯水を飽きさせない>
<万博の年 大阪で生まれた>
<夏は
父の田舎で 川遊びに明け暮れた>
<尾崎 豊にかぶれ 高校を中退>
<上京してバンドを組んだが
夢は夢だった>
<運命の出会いだった>
<2年後には
ガイドとして働いていた>
<ガイドをしていた頃の
勤め先の社長・安田さん>
<「カメラマンになる」と言った時も
あたたかい目だった>
3回目の時には
お前 もういいかげんにしろって…
<静岡の住まいを訪ねる>
<普通の家には まずない本が
並んでいた>
<図鑑にあっても 海にいる姿を
誰も見たことがない生き物は多い>
<峯水は 自分の目で見たかった>
これはフィルムですね
ちょっと こういう感じで
捨てるのも もったいないんで
<潜水時間は3万時間を超えた>
<月日にすれば 3年以上
海の中にいたことになる>
<峯水の発見によって
70年ぶりに生存が確認された
生物もいる>
<ヒカリボヤは その名のとおり
発光する体の中に
他のプランクトンを
共生させている>
<ウキエビなどにとっては
外敵から身を守るのに
最適な住みかだ>
<映画「エイリアン」に登場する
化け物・クリーチャーの
モデルになったともいわれる
タルマワシ>
<透き通ったホヤの仲間を
たるのように加工し
中で子供を育てる>
<セミエビ類の幼生は
クラゲに乗って生活する>
<エサを取る道具としても
クラゲを利用している>
<地元に あるものが出来た>
<幼魚水族館?>
よろしくお願いします
じゃあ これ幼魚シールを…
<海の生き物の赤ちゃんなどを
専門に見せる水族館>
<世界でも初めての試みだ>
<ここに プランクトンの写真を
展示したいと
峯水にオファーがあった>
あっ ここだ
<プランクトンの不思議の世界は
コンセプトに ぴったりだった>
クラゲとかと一緒にいると
目立たなくて
他の魚に襲われないように
こうやって透明になってる
それ… それはね
ホシムシっていう生き物
5ミリぐらいしかありません 実は
目はね…
これって 成長するために…
<子供の好奇心は
いつも傍若無人だ>
<だが 峯水は
丁寧に誠実に答えていた>
<8月 再びの久米島>
<峯水には
探し続けている生き物がいた>
<あの巨大なマンボウが
数ミリといわれる稚魚のうちに
発見できれば 世界初の快挙だ>
<手がかりは…>
<潮流と潮流がぶつかり合う
潮目には
浮遊生物が集まりやすい>
<見つけた潮目に
潜ってみることにした>
(男性)OK
<投げ入れたのは ブイだ>
<ドリフト・ダイビングといって
潮の流れに任せたブイの
周辺に潜る>
<ブイは おおむね 潮目を漂う>
<潜るのは
水深20メートル辺りまでだ>
(男性)OK
<今更だが 峯水は
この広大な海で
数ミリの生物を探している>
<フグ目マンボウ科マンボウ属
マンボウ>
<その稚魚は
あの独特なマンボウの形とは
全く違うというのだが…>
でも 結構 何だろう…
ハナビラウオっていう
魚なんですけど…
ダイビング中
ずっと ついて回ってたんですけど
僕の周りを
時々
こう クラゲを捕食したりして
そういうのを 結構 撮れました
あと クラゲに乗ってる
サルエビっていう
エビだと思うんですけど
彼らは 透明な生き物のとこに
くっついて
隠れ場所として使ってるんですね
だから 僕が こうやって見ると
後ろに後ろに
こうやって回るシーンが
ちょっと 今回 うまく撮れました
<夕暮れ>
<照明を装備したブイを投入する>
<昼間も いろいろ出会えた潮目>
<期待したい>
<早速 何かを見つけたようだ>
<割と大きい>
<実は ヨロンエビの赤ちゃんが
ツクシクラゲを脚につけて
漂っていた>
<クラゲにエサを捕獲させて
ちゃっかりと
それを頂くらしい…>
<光が また何か捉えた>
<翼のような脚を広げる…>
<続いて現れたのは
深海魚・キホウボウの赤ちゃん>
<まるで竜の頭だ>
<ヤジリカンテンカメガイは
産卵のさなかだった>
<この伸ばした腕の先を
丸めるのは
威嚇のポーズだ>
<夜の潮目は プランクトンで
大にぎわいだった>
<何者かに はじき飛ばされ
きりきり舞いのエビもいた>
だけど そういう…
何か あれですね やっぱ…
<翌週
峯水は インドネシアの海にいた>
<この海には マンボウが
しばしば 姿を見せる>
<まだ見ぬ マンボウの稚魚>
<向こうも
峯水に見つけてもらうのを
心待ちにしているに違いない>
<ドクターカーに乗り込み
一刻を争う 緊急現場へ
医師が駆ける>
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