東京・渋谷区のバス停でおととし、女性が殴られて死亡した事件は元被告が保釈中に死亡し、今月1日の判決はなくなりました。女性の弟がANNの取材に「本人から謝罪してもらいたかった」と悔しさをにじませました。
被害に遭ったのは、かつて広島で劇団員として活動していた大林三佐子さんです。
それからおよそ40年が経ち、路上生活をしていた大林さんはおととし11月、渋谷区のバス停で突然、頭を殴られて死亡しました。
この事件では、吉田和人元被告が起訴され保釈されましたが、今年4月、裁判を前に死亡しました。飛び降り自殺とみられています。
大林三佐子さんの弟:「(元被告の死を聞いて)これで終わりなのかっていう、ぶつけようがない悔しさを感じましたね」
遺族が「判決」を聞くことはかないませんでした。
大林三佐子さんの弟:「『どうして殺したの』ということですよね。そういう本心を(元被告から)聞きたかった。謝罪してもらいたかったですね。本人からね」
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