パブロ・エスコバル

パブロ・エスコバル, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=365303 / CC BY SA 3.0

#コロンビアの犯罪者
#コロンビアの政治家
#ギャング
#メデジン出身の人物
#メデジン・カルテル
#1949年生
#1993年没
パブロ・エミリオ・エスコバル・ガビリア (Pablo Emilio Escobar Gaviria、1949年12月1日 - 1993年12月2日) は、コロンビアの麻薬王。
エスコバルはコロンビア最大の麻薬密売組織「メデジン・カルテル」を創設し、「麻薬王」として世界中に悪名を轟かせた。
世界最大の麻薬消費国であるアメリカをはじめ世界中でコカインを密売し世界有数の大富豪の一人に上りつめた。
エスコバルの命令によって3000人以上の人間が殺されたと言われている。
それを表す言葉が「Sometimes I am God, if I say a man dies, he dies that same day.」(私は時々神になる。私が死を命じた者は、その日に死ぬ)である。
そのためコロンビアやアメリカでは「史上最も凶悪非情な野心に満ちた麻薬王の一人」として知られている。
大富豪であったエスコバルは自宅に飛行場、動物園、私設軍隊まで所有していた。
ボニーとクライドが乗ったとされる車やクラシックカーも所有していた。
自身はコカインはいっさい嗜まず大麻を愛用したと伝えられる。
パブロ・エスコバルの邸宅のエントランス・ゲート。
セスナ機は麻薬取引に使われたとみられる メデジンの中流家庭に育った少年エスコバルは、兄のロベルトによると、頭が良く成績は学校で一番だったという。
父は畜産業、母は教師であったが、10代で墓石を盗んで墓碑名を消して転売したのを皮切りに高校を中退、犯罪に目覚め自動車盗、強盗、誘拐、殺人に手を染め始めた。
その後、コカイン取引が金になることを知って、1970年代までにメデジン・カルテルを築きあげた。
1980年代、メデジン・カルテルは販売ルートを拡大して、ペルーとボリビアから持ち込んだ良質のコカインをメキシコ、プエルトリコ、ドミニカに売り込んだ。
その後も販売ルートを拡大して、南北アメリカ大陸や一部アジアとも取引するようになりコロンビア政府やアメリカ政府と激しく対立するようになる。
最盛期のメデジン・カルテルは、世界のコカイン市場の8割を支配し年間最大250億ドルの収入を得ていたと見積もられ、エスコバル自身もフォーブス誌で世界で7番目の大富豪として取り上げられた。
エスコバルはコロンビア政府やアメリカ政府の敵であったが、貧困層の住宅建設、サッカースタジアム建設などの慈善事業に熱心で、無知で無学な貧困層を中心とした一部のメデジン市民の支持を得て彼らの英雄となった。
だが彼の目的は、自分を頼らせることで住民から情報を得て、安全を確保することだった。
また複合施設アシェンダ・ナポレスを建設し、恐竜の模型やカバなどの野生動物を入れた巨大な敷地を公開した。
援助を受けたメデジン市民の中には、自ら警護役や見張役をかって出てエスコバルの身を官憲から守る者もいた。
1982年には与党・コロンビア自由党に所属する上院議員となったが、翌1983年にはカルテルとの関係が露見し職を追われた。
1980年代後半、コカイン流入に頭を痛めたアメリカ政府は、「エスコバルの引渡しとアメリカ国内での裁判」を条件にコロンビア政府と協定を結んだ。
これに激しく反発したエスコバルは「plata o plomo (直訳すると「銀か鉛か」、意訳すれば「お金か銃弾か」)と称し、政治家・役人・裁判官への贈賄工作を活発化させる一方、敵対者への暗殺・テロを敢行した。
1985年に発生した左派ゲリラによるコロンビア最高裁占拠事件はエスコバルの関与が噂された。
さらに1989年、メデジン・カルテルは、ルイス・カルロス・ガラン・サルミエントら大統領候補者3人の暗殺、アビアンカ航空機203便の爆破、ボゴタの治安ビルの爆破などのテロ行為を実行している。
そしてライバル組織であるカリ・カルテルとの抗争も激化し、メデジン周辺は無政府状態に陥った。
1990年、セサル・ガビリアが大統領に就任。
彼は大統領候補時代に暗殺されかけた事から、エスコバルを恐れ、そして屈服してしまった。
アメリカへの引き渡し制度を廃止し、有罪を1つ認めれば、他のすべての犯罪は不問にするとした。
この前代未聞の判断にアメリカ大使館、国務省、大統領は激怒した。
1991年、エスコバルは5年の服役とアメリカへの引渡忌避を条件にコロンビア政府と合意すると、「ラ・カテドラル(La Catedral、教会や大聖堂の...

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