住民恐怖 チリ“謎の巨大穴”発生した2つの理由とは(2022年8月10日)

 南米チリで突如現れた謎の巨大な穴。フランスの凱旋門がすっぽり入る大きさまで拡大し、住民の恐怖はつのる一方です。

 ティエラ・アマリージャ市長:「こんなものは、これまで見たことがありません」

 南米チリの北部の町、ティエラ・アマリージャの市長が驚愕し恐れているのは…。地面にぽっかり開いた黒い巨大な穴。

 首都サンティアゴから北におよそ665キロ離れた銅の鉱山で、先月30日に発見されました。

 穴は発見当初、直径およそ25メートル、深さは200メートル近くありましたが、現地メディアによると、発見されてから一週間で37メートルほどに広がったとみられます。

 鉱山会社の管理部長:「原因について手掛かりはありません」

 鉱山を所有する企業は原因不明との見解ですが、この地域での採掘作業を中止しました。

 巨大な穴から、わずか600メートルの地域に住む人々は気が気ではありません。

 住民デモ参加者:「解決してくれ!」

 南米チリ北部の町にある直径およそ50メートル、深さ200メートル以上の巨大な穴。穴は日ごとに拡大しつつあり、今では40階建てのビルやパリの凱旋門を4つ積み上げてもすっぽりと入る大きさになっているそうで…。

 巨大な穴から、わずか600メートルの地域に住む人々は、気が気ではありません…。

 デモをしている人々が訴えているのは「住民は落ち着いて暮らしたい」と書かれています。

 ティエラ・アマリージャ市長::「鉱山採掘活動は無関係だと、鉱山会社はごまかしや嘘の発言をしています。そもそも、こういうことが起こるべきでななく、市としては懸念しています」

 巨大な穴ができた理由について地元メディアによると…。

 地元メディア:「鉱山の内部で陥没が発生した。過剰な採掘が行われ、土地が軟弱化してしまったことと(7月の大雨が)要因として挙げられる」

 チリ当局は現在、専門家チームを派遣し調査を進めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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