朝鮮労働党第7次大会

朝鮮労働党第7次大会, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=3415722 / CC BY SA 3.0

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朝鮮労働党第7次大会(ちょうせんろうどうとうだいななじたいかい、朝鮮語: 조선로동당 제7차대회)は、2016年5月6日から9日までの4日間、朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)の執権政党である朝鮮労働党が実施した党大会である。
党大会にて委員長に推戴された金正恩 朝鮮労働党は、1980年までに6回の党大会を実施しており、そのたびに重要な決定を行ってきた。
しかし、1980年の第6回党大会以降、36年間にわたって党大会は開かれず、臨時党大会格の党代表者会議を金正日政権末期の2010年と金正恩への権力継承直後の2012年に開催するにとどめてきた。
2015年10月30日、朝鮮中央通信が2016年5月初旬に党大会を開催することを発表する。
それ以降、北朝鮮や水爆実験や長距離弾道ミサイル発射実験などを成功裡に行ったと主張したことは、党大会に向けた実績作りとも分析された。
5月6日より党大会は開催され、金正恩党第一書記は事業総括報告を行い、その中で北朝鮮が「責任ある核保有国」であることを宣言し、同時に先制攻撃されない限り核兵器を使用する意図はないとも表明した。
また経済分野では、2020年までの5年間に遂行する「国家経済発展5カ年戦略」を提示し、核開発と経済発展を並行して進める「並進路線」を取るとした。
これらの報告は全会一致で採択され、最終日の5月9日、金正恩は新設された朝鮮労働党委員長のポストに推戴され、北朝鮮における金正恩時代の幕開けを告げた。
2015年10月30日、朝鮮中央通信は朝鮮労働党が2016年5月初旬に実施すると発表した。
2015年12月中旬には、一部報道機関が金正恩の発言を根拠に、党大会が2016年5月から10月に延期されたと報じたが、すぐに朝鮮中央通信が2016年5月に党大会を開催すると報道し、噂を打ち消した。
4月27日になって、党大会が5月6日から平壌で開催されることが発表された。
しかし開催当日になっても4・25文化会館で開催されるであろうという推定がなされるなど、場所すら明らかにされなかった。
また党大会が始まっても「党大会は4日程度続くであろう」と、開催期間も明らかにされなかった。
1月6日、北朝鮮は水爆実験を実施したと発表したが(アメリカや韓国などは水爆ではなく原爆であったと推定)、韓国国家情報院は、この時期に核実験を実施した理由は5月の党大会において成果として発表するためだったと推測している。
また4月に何度か実施された中距離弾道ミサイル発射実験にも同様の意図があったと推測されている。
また党大会の前後には、北朝鮮が核実験に踏み切るのではないかという懸念もなされたが、結局は行われず、これは中国に配慮した結果という分析がある一方、単に金正恩の言葉を国際社会が拡大解釈しただけ、金正恩が関心を引くための欺瞞だった、核実験を予定していたが支障が生じたなど、様々な分析がなされた。
北朝鮮では、党大会といった重要な行事において宣伝材料となる成果を出すために、行事の前に国民に対して短時間で生産や建設など労働力を高める「○○日戦闘」などと称する総動員令をかけることがあり、今回の党大会でも2016年2月23日に朝鮮労働党中央委員会が全党員に対して「70日戦闘」と称した「速度戦」を行うよう指示。
道路の補修工事や河川の整備事業、花壇の造成といった都市美化事業などが行われたが、国民に対しては過酷なノルマが課せられ、また労働環境も劣悪であり、三池淵線(白頭山観光鉄道)の工事現場では土砂崩れが発生し労働者が死亡するといった労災事故も発生している。
北朝鮮では経済事情悪化のために本来の仕事では給与や食料配給の遅延が常態化しており、このため無断欠勤して個人で経済活動を行うケースが後を絶たず、70日戦闘の期間中はこうした無断欠勤や職場離脱者に対して公安機関が家々を回り摘発を強化した。
一方で60万北朝鮮ウォンを納めれば70日戦闘からの除外を許された。
70日戦闘の期間中、当局は毎月1000ウォンを銀行に貯金することを住民に強要するといったことも行われた。
2月23日から開始した70日戦闘は党大会4日前の5月2日に終了した。
2016年3月中旬になってようやく党大会に向けた正式な手続きが始まり、党大会に出席する候補者の選考が始まった。
4月12日から13日にかけて朝鮮人民軍の代表会が開催され、党大会に出席する軍代表に金正恩が選…

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