無念…成長のさなかの実もぎ取るリンゴ農園 青森・弘前市で大雨被害(2022年8月9日)

 大きな被害を受けた青森県弘前市内のリンゴ園から報告です。

 (佐々木快アナウンサー報告)
 雨が降り続く弘前市のリンゴ農園です。今も濁流が流れ込み続けています。用水路を流れる水が轟音(ごうおん)を立てる勢いで仮設トイレを傾けるほどの強さで時間を追うごとに流れ続けています。そうしたこともあってリンゴ農園は一帯が水に浸かってしまいました。

 農園の人によると、リンゴは雨には耐えるものの、やはり水に浸かってしまうと病気になってしまうということでした。

 改めて木々を見ると、リンゴの実に今、濁流が迫っているのが分かります。

 今回特別に泥水にすでに浸かってしまった農園のリンゴを頂くことができました。赤く少しずつ色付いてきていて、成長のさなかだったということがうかがえます。

 あと2カ月ほどで収穫を迎えるということで、リンゴを枝からもぎ取る農園の人の表情、非常に悲しげな表情でした。そして、こうした状況に何もできない無念さを農園の人は募らせていました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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