AKIRAの監督・大友監督の最新作がまもなく公開される。今回は炎にこだわる大友監督にインタビューした。
大友監督は1973年に漫画家デビューし「童夢」で一躍有名になった。その後「AKIRA」(講談社)は1988年に10億円をかけてアニメ化され、ジャパニメーションの魁となった。去年開催された大友克洋 GENGA展には3000枚の原画が展示され、多くの外国人が訪れていた。明日公開のオムニバス映画「SHORT PEACE」(松竹)では、脚本家・演出家・監督が「武器よさらば」をアニメ化し、大友克洋は「火要鎮」で2018年の近未来を画いた。スチーム・ボーイでは19世紀のイギリスを舞台にしており、今回江戸時代をテーマにしたのはアヌシー国際アニメーション映画祭に出展するため日本の魅力を詰まった江戸時代を選んだという。オープニングは斬新な絵巻物風。
大友監督の「火要鎮」のプロデューサーである土屋氏にスチームボーイの時の絵コンテと、今回の絵コンテを見せてもらうと火要鎮は横向きに絵コンテが書かれていた。通常はラフに描かれる絵コンテだが、大友監督は原画レベルの完成度が高い絵を書いており、今回こだわったのは手書きで表現した火事のシーン。
AKIRAの大友監督は、スチームボーイでは蒸気を手書きにすることで躍動感を出し、最新作「火要鎮」では炎を手書きで表現した。大友監督は伴大納言絵巻などを参考に下という。火要鎮の火事のシーンを紹介。大友監督は常に新しいことに取り組むことで創作意欲をかき立てている。
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