「第7波ピークアウト前に第8波起こる可能性も」新たな変異株“ケンタウロス”の感染力(2022年7月26日)

 今月、国内で初めて確認されたオミクロン株の新たな変異種「BA.2.75」。別名「ケンタウロス」と呼ばれています。

 ケンタウロスとは、ギリシャ神話に登場する馬と人間が合わさった伝説上の生き物。

 長崎大学大学院・森内浩幸教授:「上半身が人間、下半身が馬。それくらいの様相が大きく変わったし、すごい勢いで広がっているという意味合いを込めて誰かが言い出したと…」

 ケンタウロスはアメリカの大学の研究によると、今蔓延(まんえん)しているBA.5のおよそ3倍の感染力を持つといわれています。

 感染力が強いことに加え、ワクチンを接種しても感染するという2つの性質を持つことからも、そう呼ばれるともいいます。

 現在、日本で第7波の原因になっているのは、BA.5。

 BA.2.75とはBA.2系統から変異した1つ。75番目の亜種です。

 長崎大学大学院・森内浩幸教授:「BA.5による第7波が、ある程度ピークアウトした時であっても、ケンタウロスに置き換わると下がり切れないうちに次の大きな波が起こる可能性があります」

 まだ未知の部分が多いケンタウロス。専門家は今後、注視すべきと警戒を呼び掛けます。

 長崎大学大学院・森内浩幸教授:「重症化率は多分それほど高くならないと思いますので、どう私たちが対応するか次第で、混乱が起こるのかそうでないか、違いが出てくると思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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