安倍晋三元総理銃撃事件で逮捕された男の母親は「息子が事件を起こして申し訳ない」と話しているということです。
7月8日、奈良市で参院選の遊説中だった安倍晋三元総理(67)が銃で撃たれ死亡しました。事件があった大和西大寺駅前では、事件から6日が経った7月14日朝も多くの人が献花に訪れていました。さらに安倍元総理が演説していた場所でも多くの人が手を合わせていました。
警察は無職の山上徹也容疑者(41)を逮捕して殺人の疑いで捜査していますが、捜査関係者によりますと、山上容疑者は調べに対して「火薬はネットで買った。圧力鍋の爆弾などを最初に作った」と話しているということです。
また、山上容疑者の母親はかつての統一教会「世界平和統一家庭連合」に1億円に上る献金をしていたとみられ、山上容疑者は「旧統一教会を恨んでいた」などと供述しているということです。
旧統一教会に入会していた母親のことを知る知人はこのように話しました。
(山上容疑者の母親と高校・大学の同級生)
「(山上容疑者の母親と)会ったときは別にやつれた様子もなかったんですけど。私以外の友達に宗教のパンフレットを送ってこられて、それ以来、関係を断ちました。連絡を取らないようにしました」
母親は奈良県警と奈良地検の聴取を受け「息子が事件を起こして申し訳ない」と謝罪。一方で旧統一教会については批判していないということです。
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