イタリアのドラギ首相が大統領に辞意を表明しました。連立与党の主要政党が法案に反対したためですが、大統領は辞任を拒否したということです。
ロイター通信などによりますと、イタリア議会では14日、物価高対策の法案の採決が行われました。これは、ドラギ内閣の信任投票とされ可決されましたが、連立与党の主要な左派「五つ星運動」が投票をボイコット。ドラギ首相は以前から「五つ星運動」が連立から抜ければ辞任する意向を示していて、14日の声明で「大統領に辞表を提出する」とし、「政権を支えてきた連立はもはや存在しない」と述べました。
一方、辞意を伝えられたマッタレッラ大統領は辞任を拒否し、ドラギ首相に対し、「まずは議会で話し合い今の政治状況を判断すべきだ」と求めたということです。
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