21日、突如浮上した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の「危険な健康状態」説。
さまざまな臆測が世界を駆けめぐる中、日本時間の22日朝、アメリカのトランプ大統領が反応した。
トランプ大統領「深刻な状況だと報道されているが、彼の健康を願っている」
トランプ大統領は、「くわしいことはわからないし、報道が真実かどうかわからない」としたが、背景にあるのは、北朝鮮で最も重要とされる行事への欠席。
それは、祖父である故・金日成(キム・イルソン)主席の誕生を祝う、4月15日の太陽節。
自らの権力の正当性を誇示するため、毎年、遺体が安置された宮殿に参拝することを欠かさなかった。
ところが2020年、初めて金委員長は、宮殿に姿を現さなかった。
この異例の欠席をめぐり、北朝鮮情報を扱う韓国メディアは20日、「金委員長が、4月12日に心臓血管手術を受けて別荘で療養している」と報じた。
一方、韓国の大統領府は、「北朝鮮で特異な動向は把握されていない」と慎重な見方を崩していない。
はたして、真相は…。
フジテレビ国際取材部・鴨下ひろみ部長「金正恩委員長の身辺に何らかの異変があったことは間違いないとみられる。ただ、その深刻さや程度がどういった状況なのかはわかっていない」
実は、こうした見方の裏には、最近、北朝鮮のある動きがあるという。
それは、金委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)氏の動向。
与正氏は最近、南北関係や米朝関係について、自らの名前で談話を発表し、金委員長の「代弁者」としての役割を果たすなど、存在感を増していた。
鴨下部長「もし金委員長が健康不安などのために執務をとれなくなる状況になった場合には、妹の金与正氏が権限を代行するのではないかとの見方が出ている。ただ与正氏は、このところ、党内での地位も高まっていることは事実だが、(与正氏は)指導力がどの程度発揮できるかは未知数」
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(2020/04/23)
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