2020/1/18 キネカ大森。『M/村西とおる狂熱の日々 完全版』
全裸監督で再注目の村西とおる監督が舞台挨拶に登場。氷川きよしの時事ネタでつかんだあとに、独特の話術で、名フレーズ「ナイスですね」、「ファンタスティック」「ゴージャス」の使い方を生講義。シモネタ、笑いのなかに、人生の深みを感じさせる秀逸な舞台挨拶。
村西とおる監督が行った商業フィルムは、もはやポルノの範疇には留まらない。
村西監督の人間への深い考察。エロを追求した作品群は、30年の歳月を通して、その時代性までまとっている。今、まさにコンテンポラリーアートの一角として、村西監督を再評価すべき時期が訪れているのではないか?
ろくでなし子を表現の自由と養護した連中は、まんこまんこと連呼するだけで教養のかけらもなかった輩を「評価」しているが、では、村西監督をきちんと評価できるのだろうか?
村西監督の語り口は、存命時の岡本太郎先生をどこか彷彿させる。
ポルノモンスター、AV界のカリスマから、コンテンポラリーアートのアルタナティブのスターへ。2020年代、新しい村西とおるが始まっているのかもしれない。
2020 Dec 18 at Kineca Omori Movie theater in Tokyo Ota-ku,Japan.
At the stage greeting after screening of "M/ Crazy days of Toru Muranishi Full version".
Japanese famous pornography directoer Toru Muranishi, who is the model of Naked Director of Netflix take magazine has stage greeting.
Today, 30 years has passed after the Naked Director era of 80s.
His pornography puts on historical values of Japanese Pop Culture. HIs cosideration of humanity becomes more deeper. Now is the time we recognize him as an contemporary artist.
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