2019年8月、岩手県釜石市の78歳の女性が車の中で火をつけられ、殺害された事件の続報。
女性の家と逮捕された66歳の男との間では、敷地を隔てる塀をめぐりトラブルになっていたことが住民への取材でわかった。
6月24日、殺人と放火の疑いで逮捕された住所不定・無職の渡部稔容疑者(66)。
2019年8月、隣に住む上野誠子さん(当時78)の頭を殴り骨折などのけがをさせたうえで車に押し込み、火をつけて殺害した疑いが持たれている。
渡部容疑者は容疑を否認しているが、警察は上野さんとの間にトラブルを起こしていたとみて捜査を進めている。
内記和人記者
「近所の人によりますと、渡部容疑者の家と上野さんの家の敷地を隔てるこちらの塀がトラブルの原因になったのではないかということです」
近所の人によると約20年前、上野さんの夫と渡部容疑者が口論となったことがきっかけで、夫が家の敷地を隔てるブロック塀を建てた。
これ以降、渡部容疑者は、自分の車を自宅前に止めることができず、トラブルが加速したという。
また警察によると、渡部容疑者は近所に住む高齢の女性に対し、髪の毛をつかんで引き倒すという行為を繰り返していた。
こうしたことから警察は、渡部容疑者が上野さんにも同様の行為をして固いものに頭を打ち付けた可能性もあるとみて、慎重に調べを進めている。
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