「節電ポイント」に与野党から異論 「電力ひっ迫」参院選の争点に|TBS NEWS DIG

政府が検討している「節電ポイント」について、与野党から異論が相次いでいます。エネルギー政策や電力ひっ迫への対応が参院選の大きな争点になる可能性も出てきました。

政府が検討を進める「節電ポイント」。電力会社の節電プログラムへ参加した家庭に2000円相当のポイント付与を8月中に始めると政府は明らかにしました。

松野博一官房長官
「熱中症を回避するためには、エアコンを適切に利用いただくことが大事であり、無理な節電はお願いをしておりません」

政府・自民党は「無理のない節電」を呼びかけます。しかし…

公明党 山口那津男代表
「エアコンを付けるのを我慢して熱中症になってしまったら、元も子もありません。ポイントという取り組みをしてる電力会社等もありますけれども、やっぱりここはですね、電力料金の負担を軽くする」

与党・公明党から「ポイントではなく、電気料金を安くするべき」と異論が出て、松野官房長官は「与党の皆さんとしっかりコミュニケーションをとっていきたい」と応じました。

一方、野党側は…

立憲民主党 泉 健太代表
「とにかくまずは健康第一。熱中症対策が第一。節電節電というのを不用意に呼びかけると危険も伴う。省エネの機器ですとかは、もっともっと今からでも導入できるものがあると思っています」

日本維新の会 松井一郎代表
「(節電ポイントは)これはもうセンスのない話だと思っています。無いよりあったほうがいいかなというくらい。節電だけでは、たぶん乗り切れません。安全な原発を早期に稼働させるべきだと思います」

共産党 志位和夫委員長
「政府としてですね、省エネルギーをどういうふうにやるのか。そして再生可能エネルギーをどういうふうに普及するのか、きちっと打ち出される必要がある。それをなしにただ節電をということでは、本当に当座の対応ということで問題解決にならない」

国民民主党 玉木雄一郎代表
「私達はこういう電気代が上がっているときだから、一旦この家庭用でいうと12%に及ぶ再エネ賦課金の徴収を一旦停止します。そのことによって、皆さんの電気代を1割以上引き下げたいと思います」

れいわ新選組 山本太郎代表
「原発を転換する、転換をしなきゃ次の(自然)エネルギーに移れないんです、本格的に。でもここは大きなビジネスチャンスを持っている。ここを日本という国で取りに行かなきゃ駄目なんですよ」

このほか参院選の公約では、社民党が「脱原発を進める」とし、NHK党は「安全が確認された原発の再稼働の検討を政府に求める」としています。

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