東京・文京区の湯島聖堂にあった看板が倒れて下敷きになり、両足に麻痺が残ったアイドルグループ「仮面女子」のメンバーが、国に損害賠償を求めていた裁判で、東京地裁は訴えを退けました。
猪狩さんは、2018年4月、東京・文京区の歩道を歩いていた時、突風で倒れてきた看板の下敷きになり、下半身の運動機能を完全に失う障害を負ったのです。
看板が倒れた現場は、国が所有する歴史的建物「湯島聖堂」。
看板を設置したのは、国から湯島聖堂の管理を60年以上前に委託された財団法人でした。この財団法人と猪狩さんの間では損害賠償を通じた和解が成立。
そのうえで、猪狩さん側は、「看板は公の建造物にあたり、数十年間、管理されないまま放置されてきた」「管理を委ねていたとしても国の責任が否定されるものではない」として、国に1000万円の賠償を求める訴えをおこしていました。きょうの判決で東京地裁は…
東京地裁
「看板の掲示内容は、財団法人が行う講座に関するものが大部分を占めている。国が設置を求めたものとはいえない」
看板が文化財の説明をするためのものでないことや、設置や管理は財団法人が行っていたことから、国の賠償責任を認めず、猪狩さん側の訴えを棄却しました。
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