高騰する電気料金。中でも「新電力」の利用者から大きな悲鳴が上がっています。2倍の値上がりにやむなくチケット料金の値上げを決断した遊園地も。一体、何が起きているのでしょうか。
新潟県在住の男性
「昨年対比で1か月で2倍に上がっているので、これはやばい、やばいなと思いました」
新潟県に男性。「やばい」と思ったのは、去年の夏頃から上がり始めた電気料金です。去年1月はおよそ2万円だった電気代が今年1月は4万円を超えたのです。
新潟県在住の男性
「新電力さんが最近注目されるようになってから、やっぱり悪いところが如実に表れている」
男性が契約していたのは新電力。新電力とは、2016年に電力の小売り自由化で参入した会社です。
サントピアワールド 髙橋修 園長
「死活問題ですね、2倍ですからね。全く予期していなかったので」
きのうツイッターで、電気料金の見積もりが2倍になったと悲鳴を上げた新潟県の遊園地。ここも新電力と契約していました。
なぜ、新電力で電気代が高騰するのでしょうか?
新電力の多くは自前の発電所を持たず、卸電力取引所などを通して調達しています。しかし、原油高や電力不足で調達コストが高騰したのです。
Nature創業者 塩出晴海 社長
「事業として成り立たせるのが、なかなか難しくなってきたという状況を受けて、撤退するという判断にいたりました」
この会社は去年、新電力に参入しましたが、今月末での撤退を決定。今後はエネルギーのマネジメントビジネスに専念し、夏場など電力がひっ迫したときに、自動で節電するシステムを展開する予定です。
およそ700社あった新電力は104社が事業停止や撤退に追い込まれていて、制度の見直しも求められています。
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/
▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1
▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://www.tbs.co.jp/news_sp/tbs-insiders.html
▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://www.tbs.co.jp/news_sp/toukou.html
powered by Auto Youtube Summarize