電気料金2倍に 遊園地が悲鳴「やばい 大ピンチ」 メリーゴーラウンドの照明で節電

電気料金が、まさかの2倍に。
新潟の老舗遊園地が「大ピンチ」と悲痛な声を発信した。

そして、16日に出した結論とは...。

新潟県で40年以上愛され続けている遊園地「サントピアワールド」。

ツイッターに14日、「やばい 大ピンチです」と投稿し、1万3,000件ものいいねが寄せられた。

大ピンチの訳は、電力会社から届いた驚きの見積もり。

サントピアワールド・高橋修園長「まさか倍になるとは思っていなかった。全然予想外でしたね。恐怖みたいなものもあった」

具体的な金額は、年間電気料金、現状およそ1,820万円、新規料金およそ3,580万円。

つまり、毎月およそ152万円だった電気料金が、およそ298万円に。
2倍近くに増えている。

ウクライナ情勢による原油価格の急騰などで、値上がりが続く電気料金。

遊園地の悲痛な声に、16日に訪れた人は、「小さいころから家族で来ていた場所。ずっとあってほしいですね」、「新潟にはあまりこういうところがないので、続けてもらいたい」と話した。

少しでも電気代を抑えようと、サントピアワールドでは、こんな節電の努力をしている。

たくさんの照明がついていて華やかなメリーゴーラウンドだが、節電のため、1つおきに照明を撤去した。

メリーゴーラウンドのおよそ3,000球の電球の3分の1を撤去したり、園内の使っていない電気を切るなどの節電に励んでいるが、それでは到底足りない。

遊園地は今、入園料値上げの決断を迫られている。

そこで急きょ、ツイッターで値上げの是非を問うアンケートを実施。

16日お昼までに、およそ9,000件の回答が寄せられ、その結果、値上げを応援するという人がおよそ8割に達した。

サントピアワールド・高橋園長「『応援するよ! 頑張れよ!』という声が大半なので、力強いエネルギーをもらったというか、頑張るぞーという雰囲気になっています」

コロナ前には、年間およそ12万人が来場していたサントピアワールドだが、コロナ禍で半分に減少した。

そして、ここにきて電気料金が2倍に。

多くの人の応援に後押しされ、16日、乗り放題パスなど、400円の値上げをすることを決めた。

FNNプライムオンライン
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