土讃線ケーブル切断 執行猶予付き有罪判決

土讃線ケーブル切断 執行猶予付き有罪判決

 今年9月、高知県のJR土讃線でレールの電気ケーブルを切断して列車をとめるなどしたとして威力業務妨害などの罪に問われていた男に、高知地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。

 威力業務妨害・鉄道営業法違反の罪に問われていたのは、高知県香美市土佐山田町大法寺の元電気作業員・公文正明被告(44)。

 起訴内容によると公文被告は9月7日早朝、JR土讃線の新改駅と土佐山田駅の間のレールに溶接されている列車の運行を把握する5本の電気ケーブルを切断し、列車2本を停車、徐行させた威力業務妨害と鉄道営業法違反の罪に問われていた。

 28日の判決公判で、高知地裁の武田義徳裁判長は「公文被告は列車の運行業務に与える危険を想定しながら自分のストレスを発散しようと犯行に及んだもので、身勝手な意思決定は強く非難される」と指摘した。

 一方で、JRとの間で損害金およそ32万円を支払う約束をし、その支払い方法をJR側が了承もしていることなどから、懲役1年6か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。

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