四国で最大規模、約4万体の人形を供養する「人形供養祭」が23日、高松市の神社で行われました。
大切にされた人形が次々と持ち込まれます。子供の成長を見守ったひな人形や五月人形など、持ち主の思い出がつまったものばかりです。
正月には多くの初詣客でにぎわう高松市の田村神社では、明治時代から年末のこの時期に人形を供養していて、今では四国で最大規模の約4万体が持ち込まれます。
神職によって神事が行われた後、たいまつで火がつけられ、たき上げられました。
(人形を持ってきた人は)
「子供が大きくなったので節句の人形をおはらいしてもらおうと(持ってきた)安らかに成仏してほしい。」
(讃岐國一宮田村神社 熊代伸哉権禰宜)
「持ち込まれた人形1体1体に気持ちや思い出がたくさんこめられているので、丁寧におはらいと供養をしている。人形供養祭を機に2022年はいい年で過ごしてほしい。」
役目を終えた人形は、煙となって舞い上がり、年の瀬の空に消えていきました。
powered by Auto Youtube Summarize