アメリカのＦＲＢ＝連邦準備制度理事会は27日、公表した全米12地区の連邦準備銀行の景気報告で、新型コロナウイルスの感染拡大により「すべての地区で経済活動は急激に縮小した」と指摘しました。
報告によりますと新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための外出規制により、娯楽や旅行、観光などの業種で深刻な打撃が目立ち、製造業も大多数の地区で急速に落ち込んだということです。
また「経済活動の再開による景気改善の見通しは依然として不透明」で、多くの企業が「今後の回復ペースについて悲観的だ」としています。
この報告は来月開かれるＦＯＭＣ＝連邦公開市場委員会で金融政策を決める際の討議資料になります。
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