映画を勝手に短く編集してネットで公開する不正な動画、いわゆる「 #ファスト映画 」。ナレーションを担当し、書類送検された20代の男性。和解の金額は1000万円以上。きっかけはオンラインゲームでした。
Q.和解の金額は?
ナレーションを担当した男性:
「1000万円以上ですね。“どうやって払おう”とかそういう不安が出てきました」
こう話すのは、ファスト映画でナレーションを担当して書類送検された20代の男性。
「ファスト映画」とは映画を10分ほどに編集した不正な動画のこと。今も約180本が視聴できる状態になっています。被害額は956億円以上と試算されています。6月と7月には警察が著作権法違反の疑いで男女5人を摘発。このうち書類送検された男性は・・・。
Q.共犯者と知り合ったきっかけは?
ナレーションを担当した男性:
「オンラインゲームですね。すごく明るくて面白い人でした」
男性はやりとりするうちにファスト映画のナレーションを頼まれたといいます。法律違反ではないか聞くと、男は弁護士にも相談したと回答。安心した男性は70本ほどナレーションを担当し、謝礼金約10万円を受け取りました。しかし・・・。
ナレーションを担当した男性:
「別にお金には困ってなかったので、振り込まれたのも(当時)確認していない。(動機は)友達から始まった関係なので、そこが崩れなければ良いかな程度でした」
Q.(共犯者と)遊ぶときは対面で?
ナレーションを担当した男性:
「お会いしたことは一度もないです」
Q.一回も会ったことがない?
「はい」
その友人関係はまもなく終わりを迎えます・・・。
ナレーションを担当した男性:
「4月くらいですかね、警察が来て。処分がどうなるんだろうとか、捕まるのかなという不安。IF(もしも)を枝分かれするように辿って、どれを辿っても絶望・・・」
映画会社のうちの1社とは和解しましたが、賠償金は1000万円以上。「働きながら分割で払う」といいます。
ナレーションを担当した男性:
「しっかりと自分で調べずに人の言葉を信じてしまって、甘い考えでやってしまった。そこがダメな点ですね」
著作権を保護する団体はすでに削除されたファスト映画も含め、厳しく対応する方針です。(27日23:48)
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