18日夜、電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕された、田口翔容疑者(24)。
田口容疑者は先月、山口県阿武町から振り込まれた4630万円が、誤って送金されたものと知りながら、自分の金と装い、スマートフォンを使って、別の口座に400万円を振り替えた疑いが持たれています。
すでに、容疑を認めているということです。
振り込んだお金の返済を求め提訴している、阿武町の花田町長は、次のように話しました。
阿武町・花田憲彦町長:「今、一番大事なのは、裁判のなかで事実を、お金の流れとか、どう使ったかということを包み隠さず、真実を語って頂くことが、一番大事なことなのではないか」
18日に明らかになった、田口容疑者の銀行取引の明細です。
弁護士によりますと、当初、残高は665円しかありませんでしたが、先月8日、阿武町から誤った入金がされた後は、一気に4640万665円になりました。
すると、その当日に早くも、68万円近くをデビット決済で出金していることが分かります。ネットカジノに関連したものだといいます。
明細にあるA社・L社・M社もすべてカジノ決済の代行会社です。同じ日に最大8回、合計で900万円以上が出金されていることが分かります。
入金の記載は一度もなく、先月18日までの11日間に合わせて34回出金し、残高は6万円余り。阿武町から振り込まれた4630万円は、全額が口座から消えています。
田口容疑者:「お金を使ったことは大変申し訳なく思っています。少しずつでも返していきたいと思っています」
田口容疑者は逮捕前、弁護士に「謝罪の言葉」と「返済していく意思」を伝えていたということです。
(「グッド!モーニング」2022年5月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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