新型コロナウイルスでの厳しい隔離生活はいつまで続くのでしょうか。中国・北京と上海から報告です。
(北京支局・北里純一記者報告)
(Q.隔離生活が始まってちょうど1週間、何か生活に変化は?)
私は隔離が始まって3日ほどはマンションの玄関の先にある車寄せのスペースを散歩などができたのですが、その後、新たな通知で一歩も部屋から出られなくなり、隔離期間も14日間に延長されてしまいました。
現在もまだ、食料や物資は宅配で頼むことはできるので問題はないです。4日は最高気温が35度というなかで、感染のリスクがあるということでエアコンが使えません。これが結構、厳しいです。
あとは私、4歳の息子と一緒に住んでいるのですが、幼稚園のお友達とかと遊べないのは結構、ストレスなんじゃないかなと思います。さっきも窓辺に来た虫と会話をしながら一日を過ごしていた感じでした。
(Q.隔離政策はいつまで続くのか?)
中国政府自身も今のゼロコロナの問題が色々出ているというのは認識しているはずです。
ただ、これまで中国がゼロコロナを追求することにより、感染者を抑えて強権的な体制の優位性を強調し続けてきました。
習近平国家主席がこの秋の党大会で3期目を目指すなかで、体制の権威が傷付かない、うまい理屈が見つかるまでは当面、この路線を続けるしかないのではと思います。
(上海支局・高橋大作記者報告)
(Q.1カ月以上も隔離生活が続いているということで、ストレスも限界では?)
私自身何日目か分からない感じですが、4日で34日目となります。
北里記者のようにエアコンが止まるようなことは、うちのマンションではなかったのですが、知人の家では水回り、トイレが詰まったりしてしかも業者が来てくれなくて大変だったという話も聞かれました。
色んなストレスがありますが、食べ物がいまだに、好きな時に好きなものを買えないという状況は続いています。
北里記者にぜひお伝えしたいなと思うのが、お子様のお菓子や日用品、トイレットペーパーであったりそういったもの後回しでいいかなと思わずに、買えるうちに買っておくと。物流が止まりますので、足りないなと思ってから買ったら1週間とか10日後に来る可能性もあります。
なので、買えるうちに買えるものを買っておくということをお伝えします。
(北京支局・北里純一記者報告)
食料もそうですが、今聞いて思ったのはやっぱり子どもののおもちゃとか今後の隔離のさらなる延長に備えて買いだめしておかないとと今、思いました。
(Q.扇風機などは回せるのか?)
電気は来ているので扇風機は回しています。ただ、窓を開けたりもするのですが、今は綿毛が飛んできたり虫が入ってきたりするので殺虫剤も置いてはいるのですが、こういったものを色々と駆使しながら乗り切っている感じです。
(Q.北京も、これから隔離生活が続くとなると不満が噴出することが予想される。上海と同じような対策をたどることになるのか?)
北京全体でロックダウンというのはないと思うのですが、目標を達成するためにエリアごとにはかなり厳しいロックダウンをする可能性があります。なので、それに我々も備えておかないといけないところではあります。
(上海支局・高橋大作記者報告)
(Q.上海は見通しが立たないが?)
上海は、ないと思うないと思うと思っていたロックダウンが本当に起こった。そして、34日以上経っているという状況ではあります。
今の感染者の状況ですが、ようやく5000人を下回り、ピークの5分の1にまで少なくなりました。
ただ、街をぶらぶらする、オフィスで働くといった日常が戻るには、もう本当に時間がかかりそうだと。私自身いつ封鎖が終わるのか分からない状況です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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