沖縄県が本土に復帰して15日で50年。復帰の18年前から沖縄にフライトしていた日本航空には、復帰の記録となる貴重な時刻表が残されていました。
日本航空アーカイブズセンターには、会社創立以来の様々な資料が眠っています。1954年、国際線の就航当時のポスターには、行き先に「沖縄」と書いてありました。
日本航空は1954年に国際線を開設し、東京─サンフランシスコをホノルルなどを経由して結ぶ路線や、沖縄線を就航しました。
1972年4月の沖縄本土復帰直前の時刻表には、「沖縄線ご利用のお客さまは、出発時刻の60分前までに国際線カウンターにお越しください」と書かれています。
一方、5月の時刻表になると、「沖縄線ご搭乗のお客さまは、5月15日以降 国内線カウンターへお越しください」とあり、沖縄線が国際線から国内線に移行したことがわかります。
復帰後は、パスポートなしで沖縄と本土を往来できるようになり、利用者は一気に増えたといいます。
日本航空アーカイブズ担当 佐藤由美子さん
「本土復帰後5月・6月・7月とほぼ満席という状況が続き、8月には待望のジャンボジェット機が就航し、より多くのお客さまの往来がしていただけるようになった」
日本航空の担当者は、「歴史の節目に会社として立ち会うことができ誇りに思う」と話しています。
(2022年5月14日放送)
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