激しい攻撃が続くウクライナ東部・マリウポリの「アゾフスタリ製鉄所」。11日に懸念されていた化学兵器による攻撃は、今のところ確認されていません。
■ウクライナ反撃・・・国境付近まで後退
一方、北東部では、ウクライナ軍が占領されていた地域を奪還。2カ月ぶりに戻ってきた女性の姿がありました。
帰村した住民:「ああ、私の土地が・・・。私の母なる大地が・・・」
ロシア軍は一時、ハルキウ間近まで迫っていました。しかし、ウクライナ軍の反撃でハルキウの北東では、国境から数キロの地点まで後退しています。
ウクライナ軍・参謀本部報道官:「私たちの反撃を食い止めるため、ロシア軍は防衛戦に移りました。敵は兵力の損失が続いていて、混乱し、戦意を失っています」
■ロシア発表「民間人に初の死者」
こうしたなか、ハルキウに近い、ロシア西部ベルゴロド州の知事は11日、ウクライナ側からの砲撃によって、州内の村で1人が死亡、6人がけがをしたと発表しました。
ベルゴロド州には、ロシア軍の補給拠点があり、ここ数週間の間に、ウクライナのミサイルや爆弾が原因とみられる爆発が相次いでいるといいます。
ウクライナ侵攻が始まってから、ロシア国内の民間人の犠牲が伝えられるのは初めてで、ロシア側が報復を名目に、攻撃を激化させる可能性があります。
(「グッド!モーニング」2022年5月13日放送分より)
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