岸田首相と会談したフィンランドを率いる36歳の首相。
その手腕に迫った。
11日午後6時すぎ、岸田首相と握手を交わすフィンランドのサンナ・マリン首相。
2人の初めての首脳会談が行われ、両首脳は、ロシアの侵攻について強く非難するとともに、きぜんとした対応を続けていくことで一致した。
岸田首相「貴国(フィンランド)の議会においては、NATO(北大西洋条約機構)加盟の審議が行われています。その最中にお迎えすることができた。大変うれしく、歓迎申し上げる」
フィンランドのマリン首相「ロシアのウクライナに対する戦争は、ヨーロッパの安全保障だけでなく、グローバルな環境に大きな変化をもたらした」
これまでNATOには加盟せず、軍事的に中立の立場をとってきたフィンランド。
しかし、ロシアに隣接していることから、ウクライナのように侵攻される可能性もふまえ、NATO加盟にも意欲を示している。
フィンランドのマリン首相「岸田首相に、NATO加盟を申請する可能性があることを伝えた」
また、日本とフィンランド両国の経済関係をめぐり、特に先端技術や再生可能エネルギー分野での協力を、いっそう強化していくことを確認した。
マリン首相は大学卒業後、27歳で市議会議員に当選し、政治の世界へ。
30歳で国会議員に転身し、運輸通信大臣などを務めた。
そして、2019年、34歳にしてフィンランドの首相に就任。
これは、当時の世界最年少記録。
プライベートでは、4歳の娘を育てる母親でもあり、ファッション面でも注目されている。
インスタグラムに投稿された、大きな花柄のワンピース姿。
大胆な色と柄で、世界的な人気を誇るフィンランドのブランド「マリメッコ」。
首相就任後も北欧柄のカラフルなワンピースや、やさしい雰囲気のニットワンピースも着こなし、SNSへの情報発信にも積極的。
そして11日に投稿したのが、自ら撮影したのか、日本の皇居前の風景と来日2日目の予定、岸田首相とのツーショットも。
午前には、東京大学で講演し、大学生とも交流したマリン首相。
12日、帰国の途に就く予定。
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