【安倍元首相】「台湾有事は日本有事」中国を牽制

安倍元首相は、オンラインで行った講演で、「台湾有事は日本有事で日米同盟の有事でもある」と述べ、台湾に軍事的圧力を強める中国を強く牽制しました。

安倍元首相「台湾有事、それは日本有事です。すなわち日米同盟の有事でもあります。この点の認識を北京の人々は、とりわけ習近平主席は、断じて見誤るべきではありません」

台湾のシンクタンクが主催した会合で、安倍氏はオンラインで講演し、「台湾への武力侵攻は日本の国土に重大な危険を引き起こす」「中国の習近平国家主席に対しては会談のたびに沖縄県の尖閣諸島を防衛する日本の意志を見誤らないよう伝えてきた」と明らかにしました。

また、「軍事的冒険は経済的自殺への道でもある」と述べ、「中国が台湾に侵攻した場合、世界経済に重大な影響を及ぼし中国が深手を負うことになる」とも指摘しました。

一方、安倍氏は、台湾のTPP(=環太平洋経済連携協定)への参加を支持した上で、WHO(=世界保健機関)へのオブザーバー参加についても支援することを表明しました。(2021年12月1日放送)

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