ロシアの対ドイツ戦勝記念日まであと2日となり、日本時間7日午後4時から、首都モスクワの赤の広場で、本番前最後のリハーサルが行われている。
赤の広場では、兵隊が一糸乱れず行進したり、戦車やミサイルを積んだ車両などが進んでいく。
空では、戦闘機の編隊がウクライナの軍事侵攻のシンボル・Zを描いていた。
こうした中、ロシア軍は、ウクライナ南東部マリウポリの製鉄所に突入したり砲撃を行っているが、ウクライナ側の激しい抵抗にあい、攻略できずにいる。
ロシア側は、マリウポリでも戦勝記念日に行事を実施するとしていたが、ロシアのペスコフ大統領報道官は、ロシアが実施することは不可能との見方を示した。
ロシアでは、戦勝記念日を機に予備兵などに総動員をかけるとの観測が強まっていて、それに反発する動きも出ている。
火炎瓶が次々と投げ込まれ炎上しているのは、ロシア軍の登録・入隊事務所。
ロシア国内では最近、こうした軍の登録・入隊事務所への襲撃が相次いでいる。
プーチン大統領を対象にした制裁も行われた。
ロイター通信は、イタリア政府がプーチン大統領と関連があるとみられる豪華ヨットを差し押さえた、と報じている。
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