新たな治療薬となるのでしょうか。ノーベル賞受賞者の北里大学・大村教授は約40年前に開発した薬が新型コロナウイルスに有効であるとの期待を示しました。

 2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授。その大村教授が開発したイベルメクチンが新型コロナウイルスの治療薬の一つとして期待されています。西村大臣は6日に大村教授らと意見交換し、開発を後押しする考えを伝えました。
 新型コロナ対策を担当・西村経済再生担当大臣:「総理も非常に高い関心を示しておられまして、非常に強い期待を持っておられます」
 北里大学・大村智特別栄誉教授:「1979年に発表されたんですけども、動物薬として1984年から20年間、世界売り上げナンバーワンでずっと来たと」
 当初は寄生虫を駆除するための動物用の薬だったイベルメクチン。その後、ヒトにも効果があることが分かり、特に失明を引き起こすオンコセルカ症という感染症の治療薬として絶大な効果を上げています。
 北里大学・大村智特別栄誉教授:「トータルしますと3億人の人が毎年、使っていると」
 そのイベルメクチンが新型コロナウイルスに対しても効果があるとの研究結果が海外で相次いで発表されています。
 新型コロナ対策を担当・西村経済再生担当大臣:「ユタ大学などの報告ではですね、投与していない患者の方と比べて6分の1に死亡率が低下をしたというデータも出ております。しかも1回投与するだけで効果があると。毎年3億人の方がこの薬を使われているわけでありますので、安全性も確認されているものであります」
 大学側は今後、臨床研究などを本格化させて1年以内に厚生労働省の承認を得たいとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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