北海道の知床半島沖で26人が乗った観光船が遭難した事故で、「知床遊覧船」の桂田社長が、「海が荒れれば引き返す」と、条件付きの運航と述べたことについて、斉藤国土交通相は会見で、「条件付きはあり得ないと考えている」と批判した。
斉藤国交相「当事者意識の欠如、責任感の欠如だと思う。それが、いろいろな場面の言葉にも、態度にも表れているように思う」
斉藤国交相は、27日の桂田社長の会見を批判したうえで、海が荒れたら引き返すとの条件付きで運航したとの説明についても批判した。
斉藤国交相「条件付き(出航)ということは、あり得ないものだと私は考える」
斉藤国交相は、数字を明記した安全管理規程があるとして、徹底するよう指導をしているとしている。
今回の事故を受け、国交省は、有識者からなる事故対策検討委員会の初会合を、5月上旬にも開催する見通し。
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