ロックダウンされた上海に物資を運ぶ車両の列。全く進むことなく、立ち往生しています。
■運転手 車内に“閉じ込め”
ドライバーたちが上海市内に入るためには、24時間以内の陰性証明が必要で、中にはその効力が切れたのか、上海市内に入れない車両が相次いだのです。
そんな車両のドアには、「ドアを開けてはいけない」というテープが張られていました。
一切のウイルスを持ち込ませまいと、すべての車両のドアを開けられないようにしていたのです。
ドライバーは、車内で軟禁状態。トイレにも行けないため、この男性は、なるべく水分を取らないように、インスタント麺を乾いたまま食べています。
■「日本のウニ」半値以下に
上海でのロックダウンの影響は、私たちの身近なところにも出ています。
斎藤水産 統括責任者・斉藤又雄さん:「(Q.今、値段がすごく下がっているものがある?)きょうあたりは、このウニですね。通常でしたら、今までは、この100グラムのウニが高いところで、8000円。きょうは、半値以下ですね。これで3800円」
国産のウニは、去年の赤潮やウクライナ侵攻で、ロシアからの輸入が減るなどの見方があり、価格が高騰していました。
しかし一転、値段は通常の半額以下になりました。
斉藤又雄さん:「(Q.ウニが値下がりしているのはどうして?)中国のコロナの影響、ロックダウンということでね。海外の需要が少ない。そうなると、輸入もできないということになると、少し値段でも安くして、生産高が多いということであれば、消費しなきゃいけないという理由もありますしね」
国産ウニの最大の輸出先であった中国で需要が減った一方で、漁獲量が多いため、価格が下がっているというのです。
取材中にも、ウニを購入する人の姿がありました。
買いに来た客:「ありがたいですよね。安く食べられれば良いですよね」
築地の販売業者も、ここまで安くなるのは、久しぶりだと話します。
斉藤又雄さん:「3年ぶりくらいじゃないですかね。こんなに(価格が)落ちたのは。今が買い時ですよ。安くておいしいですからね。品質は一緒です」
(「グッド!モーニング」2022年4月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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